お悩み相談
妊娠中にキシリトールガムを噛むことが推奨されているようですが、それによって生まれてくる子どもの虫歯が減るというのは本当ですか?
名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。
妊娠中にキシリトールガムを噛むことが推奨されていることは良く知りませんが、生まれてくる子供の虫歯とは関係はありません。
キシリトールとは、糖アルコールの一種で天然の代用甘味料です。
キシリトールが虫歯を防ぐ理由としては大きく分けて2つになります。
1つは、酸を作り出さない糖であること。
普通の糖を摂取すると、ミュータンス菌が糖を分解して発酵させ酸を作ります。それによって歯の表面は溶けてしまい虫歯になってしまいます。
2つめは、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を、甘味料の中で唯一弱められるという性質があるということ。
虫歯は虫歯菌(ミュータンス菌)の感染になるので、キシリトールは虫歯になりにくい環境を作ることだけになります。
- たけうち歯科クリニック/竹内 伸一
- 2019.03.06