お悩み相談

山吹航史/2020.02.03

お悩み歯周病

日本人に歯周病の人が多いと言われるのはどうしてでしょうか。

なぜ日本人は歯周病の人が多いんでしょうか…。
外国の方々とは口の中の菌の種類が違ったりするんでしょうか?
食生活なども関係ありますか?

こんにちは。
麻布十番歯科オーラルケアです。
予防歯科という考え方は今でこそ日本でも一般的になりつつありますが、日本人の多くは痛くならないと歯科医院にかからないというのが実情でした。
しっかりホームケアを行っているつもりでも、自己流のブラッシングでは汚れが残ってしまい、虫歯や歯周病の細菌のかたまりのプラーク(歯垢)や歯石を形成してしまうリスクを負いますので、そのリスクを低く抑えるために、歯科医院でのプロフェッショナルケアを定期的に受けることが、歯周病予防においてとても重要となってきます。
虫歯も歯周病も初期段階ではほとんど自覚症状があらわれません。そして、エナメル質の虫歯「C1」から象牙質の虫歯「C2」に進む時間は3~4ヶ月かかるといわれています。そのため、定期検診を受けていれば、もし、すでにお口のトラブルに見舞われていたとしても初期段階ですので、早期発見・早期治療につながり、比較的かんたんな治療で済みます。このような理由から、当院では、3~4か月に1度の定期検診をオススメしております。ご自分の歯を出来るだけ多く残していけるよう、大切にケアしてくださいませ。

麻布十番歯科オーラルケア/鳥居 秀平
2020.02.14

日本は「歯が悪くなってから治療する」スタイルが一般的なまま、だからです。
予防歯科先進国のスウェーデンは1970年代に「歯が悪くならないように予防する」スタイルが一般的になりました。
日本は外国の方々と比較して、考え方が40年以上も遅れているから歯周病の人が多くなってしまいます。

歯周病自体は「人類が最も多く罹患している感染症」としてギネスブックにも掲載されたほど、世界中に蔓延している病気で、菌の種類が違ったりすることはありません。

食生活も関係します。世界保健機構(WHO)は『歯周病は五大栄養素のバランスの崩壊』と示しています。
しかし、
感染症を予防するための生活習慣を身に着けることが最も重要です。
具体的には
日々の歯磨きでプラークを除去する・デンタルフロスを使う・定期的に歯科医院で適切なメンテナンスを行う
です。

日本人は、他の国が当たり前に行っていることを知らない、知っていてもできていない。ということが最も関係します。

あらやしき歯科医院/嶋倉 史剛
2020.02.04

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

日本人に歯周病が多いということはないかと思います。諸外国でも同じかと。
確かに、高齢者の残存歯数(残っている歯)は、日本は低い傾向でした。年々上昇はしてきてはいます。
高齢になればなるほど、免疫力が低下したり、持病等によって、歯周病の発症リスクは高くなります。
歯周病は、7~8割の方が持っていると言われています。
昔から日本は、予防に対する意識の低さがあり、「痛くならないと歯医者に行かない」「治ったら歯医者には行かない」といった考え方はないでしょうか?
歯周病になったら治療するのではなく、「歯周病にならないために通院する」「歯を失わないために通院する」という習慣が、予防の先進国ではあります。
ぜひ、定期的に悪くなくても歯科医院に通っていきましょう。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2020.02.04