名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

母乳が直接的に虫歯の原因になるわけではありません。
虫歯の原因菌であるミュータンス菌は糖分を栄養源とします。母乳に含まれる「乳糖」は、砂糖などの「しょ糖」よりも虫歯になりにくいといわれています。赤ちゃんがいろいろな食材を食べるようになってからの方が、虫歯になるリスクが大きいものです。

よく「夜間授乳で虫歯になる」といわれているのは、寝ている間は、虫歯菌を洗い流してくれる役割の唾液が減るため、ミュータンス菌が活発になります。でも、寝かしつけを母乳で行っている場合や、夜泣きの際に母乳で落ち着かせている場合は、その後に歯のケアをすることは出来ないかと思います。そうすると上の前歯には母乳が付着したままとなり、「しょ糖」ほどではないにしてもミュータンス菌を活発化させる可能性があるためです。

たけうち歯科クリニック／竹内　 伸一

2020.02.01