お悩み相談

ami☆/2017.02.08

お悩み審美治療

奥歯に金歯を勧められました。

奥歯に金歯を勧められました。個人的には見えない箇所なので安い銀歯でいいのではと思いますが、そんなに違いがあるのでしょうか?

金歯と銀歯は大きく違います。

医学的な視点でお話ししますと、見た目を抜きにして一番良い治療法が「金歯」です。

金歯は人間の歯と同じくらいの硬さでなじみがよく、金箔にしても形を保っていられるほど伸びが良いのでミクロの単位で歯とフィットさせることが出来ます。
これは使うほどの伸びてさらになじみます。

一方で、銀歯には「パラジウム」という非常に硬くて伸びが悪い金属が使われているため隙間ができやすく、どうしても細菌が繁殖しやすい環境ができてしまいます。

ある研究では「銀歯」をつけた場合、平均して7年後に虫歯が再発して再治療となっているというデータがあるくらいです。

一方で、歯ブラシをきちんとしているかにもよりますが、「金歯」の周囲に虫歯が再発することはほとんどありません。

安く治療が受けられるのが日本の健康保険制度の良い点ですが、もしも質問者様が経済的に余裕があるようでしたらご自分の健康への投資と考えて「金歯」を選択される事をお薦め致します。

歯周病専門医 福嶋太郎

福嶋歯科医院/福嶋 太郎
2017.02.21