お悩み相談

忍者/2019.02.22

お悩み口腔外科

親戚が舌癌で手術になるかもしれません

舌の切除をして移植する場合、どこの皮膚?をもってくるのでしょうか。

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

舌癌では、舌の切除する範囲によって、移植方法も違ってきます。手術により、切除した部分が大きい場合は、再建手術を行うこともあります。身体の他の部分の筋肉や皮膚から再建をします。
舌部分切除(癌が小さく浅い場合)は、切除して縫うだけで終わることもあります。また縫うだけでは機能障害が考えられるときは、欠損部に腹部などの皮膚を移植して、舌の萎縮を防ぐようなことも行います。

再建となると、移植の方法には有茎組織移植と遊離組織移植がありますが、現在はマイクロサージャリーによる遊離組織移植が主流となっています。
筋肉と血管を一緒に移植する遊離腹直筋皮弁、遊離前腕皮弁などがあり、筋肉と血管と骨を一緒に移植する血管柄付き遊離腓骨皮弁など、多くの部位から移植再建方法があります。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2019.02.24

手術に伴う欠損の範囲や欠損の状態によってきまるため,一概にはいえません.皮膚だけを移植する場合もあれば,首の手術(頸部郭清)とともに筋肉と皮膚を一緒に移植する場合もあります.自分の経験ですが,皮膚だけの場合は鎖骨部分の皮膚を採皮して移植する場合が多かったです.

元町歯科診療所/古賀 真
2019.02.22