親しらずを抜きたいが神経が近くて難しいと言われました。

お悩み相談

脂肪と糖／2021.08.24

親しらずを抜きたいが神経が近くて難しいと言われました。

30歳までに親知らずを全部抜きたくて、残り1本になったんですが、その親知らずが神経に近いか引っ付いているかしていて、抜歯は難しいと言われました。
抜けないことはないそうですが、大変な治療になるのと、口まわりにしびれが残るかもしれないこと、今はほぼ埋まっている状態なので現段階で抜歯は不要不急だと説明いただきました。
抜きたいという気持ちはありますが、こういう場合での抜歯は高リスクになってしまうでしょうか。

こんにちは。
北野坂鳥居歯科医院の鳥居です。
現在お痛みなどの症状が無いようであれば、後遺症のリスクの方が高いので、今は無理に抜く必要はないかと思います。
最終的には質問者さんのご判断にお任せしますが、急いで抜く必要はないかと思われます。
お大事にしてくださいませ。

医療法人社団　悠和会　北野坂鳥居歯科医院／鳥居秀平: 2021.08.27

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

完全に埋まっている親知らずは、解剖学的に下あごの中を通る神経に近くなる、あるいは接触している可能性は高くなります。親知らずと神経の詳細な位置を確認するには、CT検査をすれば、立体的に位置が確認することができます。
検査の結果、神経と親知らずが接していれば、手術前から危険性を知って行うことができることにはなりますが、神経障害が100％出ないということにはなりません。
一般的に親知らずを抜歯して、神経障害がでる確率は数％程度で、数カ月～半年程で改善することも多いですが、残念ならがすべてが改善するわけではないです。
私は、これまでに親知らずに起因する症状（痛みや腫れ）がよく起こっているならば、抜歯をお勧めしますが、これまでまったく親知らずに起因する症状がなければ、患者様の判断になることをお話ししております。
ご自身で納得されてから抜歯していただければと思います。