お悩み相談

香坂/2019.06.11

お悩み歯周病

歯槽膿漏になるのは?

歯槽膿漏は若くてもなりますか?

小金井歯科の高田です。

歯周病は宿主(患者さん)の抵抗力と歯周病菌と環境因子が絡み合って起きるのです。
もともと歯周病菌に抵抗力の弱い人、言い換えると歯周病菌に感受性の高い方は歯周病になりやすいのです。
これは遺伝も関与してきます。

昔タバコ農園の労働者に行われた疫学調査があります。
さっくりいうと、歯周病の治療を行わず、結果だけを見るという、現代では倫理上ゆるされない調査でしたが、10人のうち一人はどっと歯周病が進行しており、10人に一人は特に変化がなく、中8人はどっちでもないという結果でした。

あなたがもし遺伝的に幸運な当たりくじをひいていたら何もしなくても(エチケットはともかくとして)歯周病は進行しません。一方、一番不幸な人は相当頑張ってもどんどん歯が抜けてしまうかもしれません。
残りの人は歯磨きなどのセルフケアと歯科医院でのプロケアの組み合わせで歯を持たせることができるでしょう。

若年性歯周炎と言って、20代から歯がぐらぐらになってしまう方もおられます。

ご心配でしたら歯周治療をきちんと行っている歯科医院(歯周精密診査でポケット測定やX線10枚法あるいは14枚法を撮影するなど)を探して受診されるといいでしょう。

歯を失う原因が虫歯から歯周病が増えるのは40歳代からです。その5年前には手を打っておきたいところですので、35歳を過ぎたら歯周精密診査を受けることをお勧めします。

小金井歯科/高田 尚美
2019.06.13

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

歯槽膿漏は年齢でなるわけではありません。
歯周病菌(悪玉細菌)と歯周組織(宿主)とのバランスが崩れると、歯槽膿漏(歯周病)になります。
その1つの要因として年齢はあります。
年齢によって、免疫機能が落ちてきたり、他の病気が発生しやすいのと同じことになります。
特殊な歯周病菌によって、20代でも歯がぐらぐらになっていくような方もお見えになります。

予防は悪玉細菌を減らしておくことが大事になってきます。そのためにも、ホームケアとともに
歯科医院での専門的ケアを、定期的にお受けいただくことをお勧めいたします。

クリーニングに関しては、全国に加盟院のあるホワイトエッセンスをお勧めいたします。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2019.06.12