小金井歯科/歯科医師 高田 尚美
「患者さんに笑顔になっていただける治療をご提供すること」を私は最も大事にしております。
そしてその笑顔が少しでも長く続く事を願っております。
患者さんとじっくり向き合う事で、オーダーメイドの治療をご提案するのが得意です。
治療が終わってもメインテナンスを怠れば長く維持はできませんので、生涯にわたり患者さんをサポートできるよう取り組んでおります。
インプラントに関する記事
回答したお悩み一覧
全回答数 81件/合計いいね 279件/最新の回答 2023.02.16
普段気を付けた方がいいことありますか?
小金井歯科の高田です。
質問者の方はもうインプラントが入っているのでしょうか?
インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎という天然歯では歯周炎に当たるインプラント周囲の病気があります。
インプラント周囲組織は歯茎より弱い、瘢痕組織に近いものです。入れたら終わりではなく、入れた後の歯磨きやプロフェッショナルケアなど、天然歯以上に気を使って歯科医院への定期的な来院を欠かさないようにして下さい。
お大事に。
- 2023.02.16
歯茎が血が出るのが気になります。
小金井歯科 高田です。
「歯茎から血が出るのが気になる」とのことですね。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスなどの補助器具は口腔清掃にはお勧めです。
ただお口の状態によってデンタルフロスがいいのか、歯間ブラシのほうがいいのか、使い方はどうしたらいいのか?お一人おひとりお口の状態は異なります。
歯肉炎なのか、歯槽骨まで影響が及んでいる歯周炎なのか、年齢、全身状態など様々な因子も絡んできます。
是非歯科医院で歯ブラシ、補助器具を含めた刷掃指導でセルフケアを学び、プロフェッショナルケアで普段取れない汚れを取ってください。
髪の毛だって伸びたら切るでしょう?その感覚で定期的に歯科医院でお口のお手入れをしてください。
- 2023.02.14
ノンクラスプデンチャーはどんな人におすすめな治療法ですか?
小金井歯科の高田です。
当院ではノンクラスプデンチャーはお勧めしておりません。「見た目がその時だけ良ければいい。」という方、「何があっても歯や骨を削りたくない。」「お金を払ってもよい。」という方にはいいかもしれません。
歯を失うにはそれぞれ理由があります。虫歯や歯周病などの感染症なのか、食いしばりなどの過剰な力やかみ合わせなどによる不適切な力などの力によるものか、原因を考えて、それに対してどう治療したら患者さんにとって最も良いよいのか考えるのが本当の医療というものだと思います。
「歯が抜けたところを手術なしに補えて見た目もよい。」「歯医者さんに勧められたので深く考えなかった。」そんな理由で他院でノンクラスプデンチャーを入れた患者さんが何人か来院なさっています。
歯肉と同じ色のばねをかけられた隣の歯は揺さぶりを受けて、歯の周りの骨が吸収して歯茎が下がり、歯がないところはノンクラスプデンチャーのたわみで叩かれて骨の高さも幅も失っていました。これはちょっと難しい言葉で「生物学的コスト」と言いますが、回復するのが難しい損傷を周りの歯や骨に与えたという事です。
更に見た目だけで本当の意味で咬合を回復していないと、噛みやすい側ばかりで噛んでだんだんと顔が歪み、顎の関節にも影響を与えるかもしれません。
1.歯がない数と場所に応じて適切に設計された取り外しの入れ歯を入れる
2.歯を削ってブリッジを入れる
3.インプラントをいれる
いずれかの方法をお取りになるとよろしいでしょう。
大切なご自分の体のことです。かかりつけの先生とよくご相談の上、お決めになってください。
- 2023.01.25
たまに歯茎?歯が痛痒くなります。
歯科医院に行く前に少し期間があるので
気をつけることがあれば教えていただきたいです。
小金井歯科の高田です。
定期健診に行かれているようですね?何よりだと思います。
拝見していないので何とも言えないのですが、「歯ぐきが痛痒い」方は歯ブラシが強く当たりすぎて歯茎を傷つけている場合があります。特に急いできれいにしようと思うと強くぎしぎしと磨く傾向があります。
柔らかめの歯ブラシで時間をかけて細かく揺さぶりながら磨いてみてください。歯ブラシの毛先が歯と歯の間にはいっていく感触が分かるはずです。
お大事に。
- 2022.06.30
全ての歯がなく総入れ歯の状態でも、インプラントに変えることは可能ですか?
小金井歯科の高田です。
残っている顎の骨の状態によってはインプラントで支えられた固定性のブリッジを入れることが可能です。ボーンアンカードブリッジと呼ばれます。
場合によっては足りない骨を足す手術(GBR)をすることもあります。インプラントをする前に骨だけ増やしておく場合とインプラントを植えるときに同時に行う場合があります。
また、残っている顎の骨の量が少ない場合でも、入れ歯とインプラントを組み合わせると少ない本数のインプラントで外れない、よく噛める入れ歯を作ることができます。インプラントオーバーデンチャーと言います。
費用も治療期間も一概には言えません。おかかりになった先生によって治療方針は様々です。十分に説明を受け納得がいく方法で治療を受けてください。
お大事に。
- 2022.05.20
ひどい虫歯になった奥歯を1本抜歯したとして、費用や治療期間以外に関わらず、インプラントでなく入れ歯が最適とされるケースはありますでしょうか?
入れ歯は保険外の金属を使用していないシリコンのものを想像しています。
小金井歯科の高田です。
1本の欠損に対して入れ歯が最適というケースはありません。おっしゃっておられる保険適応外のいわゆる審美的といわれる入れ歯は隣の歯を揺さぶり、どんどん歯がだめになっていきます。かみ合わせを維持する力がなく見た目だけとお考え下さい。
歯が1本だけない時はブリッジかインプラントがお勧めです。どちらが良いのかはお一人お一人お口の中の状態が違いますので、歯科医院でご相談ください。
- 2022.03.25
インプラント治療をしようと思っているのですが金属アレルギーがあり悩んでいます。
金属アレルギーがある場合、インプラント治療はやらないほうがいいでしょうか。
小金井歯科の高田です。
インプラントは主にチタン製でチタンに対する金属アレルギーは稀です。ただしインプラントの上部構造と呼ばれる歯冠に相当する部分は金属製のものもあります。最近はメタルアレルギーを起こしにくいジルコニアなどセラミックの上部構造が一般的になっています。
一度歯科医院でご相談なさってみてください。
- 2022.03.25
20代女です。
転倒が原因で前歯を1本なくしました。
毎日の手間を考えたら値段が高くてもインプラントにするのがいいかなと思うんですが、今インプラントにしたとして将来どうなるのか不安です。
これから何十年もの長期間インプラントを使用し続けたとして、リスクはないんでしょうか。
小金井歯科の高田です。
インプラントは成長期が過ぎたころなら大丈夫です。
前歯1本で隣の歯が比較的無傷ならインプラントはいい適応といえるでしょう。
ただし、前歯の審美的なインプラントは高い技術レベルが要求されます。
くれぐれも病院選びは慎重になさってください。
更に、ご自分の歯以上に定期健診、メインテナンスに気を使う必要があります。
お若いのに事故で前歯を失うとは大変でしたね。いい歯医者さんに会えますよう。
- 2021.11.17
タバコが原因で下がった歯茎を引き締めたいです。
禁煙して半年ほど経ちますが、毎日歯磨きを徹底していればそれだけで回復もあり得るでしょうか。
小金井歯科の高田です。
「タバコが原因で歯茎が下がった。」とおっしゃっておられますが、正しくは「タバコは歯周炎を悪化させる因子の一つであり、歯周炎により歯茎に炎症が起き、歯茎の退縮が起きた。」だと思います。
歯肉の退縮は基本的には治りません。「歯茎を引き締める」ために自己流で歯磨きなさる方は歯ブラシの圧が強すぎる傾向があります。これは目に見える部分の歯茎をよりすり減らし、しかも磨きにくい部分の汚れは取れていない可能性が高いです。
歯科医院を受診し、正しいセルフケア(歯ブラシ指導など)とプロフェッショナルケア(歯科医師や歯科衛生士による通常の歯ブラシが届きにくい部位の清掃)をうけるようお勧めいたします。
尚、喫煙の影響は思った以上に長く残り、5年以上経過してようやく健康になる方もおられます。
お大事になさってください。
- 2021.09.11
インプラント周囲炎の診断を受けた者です。
悪化するとインプラントが抜けるというのは
知りませんでした。
しっかり治療いたします。
軽度であれば治る可能性もあるというのは
嬉しいことですが、万が一悪化してしまい
インプラントを抜くことになった場合は
もう入れ歯しか選択肢はなくなるのでしょうか。
小金井歯科の高田です。
インプラントの周りの粘膜は天然の歯よりも弱く、天然の歯以上にお手入れに気を付けていただかなければなりません。
インプラントのお手入れはご自分で磨いていただくセルフケアと、歯科医師、歯科衛生士が行うプロフェッショナルケアの2つがあります。プロフェッショナルケアでは患者さんが普段磨ききれない部分のプラーク(細菌の塊)を取り除き、セルフケアが十分に行われているかチェックします。
当院ではインプラントを入れた患者さんは通常3か月に1度の定期検診を行っています。
一度インプラント周囲炎にかかると悪化を食い止めることしかできませんが(これは実はご自分の歯の歯周炎でも同じです)、適切なお手入れで寿命を延ばすことはできます。
現在ではインプラント周囲炎や歯周病で再生療法も行われていますが、適応症は限られています。
インプラントを不幸にして抜いた場合も、再度骨を作って(骨造成・GBRといいます)インプラントを入れることもできます。
いずれにせよ、せっかく高額な治療費をかけたインプラントを大切にしてあげてください。残りのご自分の歯のお手入れも一緒に行い、口腔衛生の知識とスキルを上げることが全身の健康のお役にも立ちます。
お大事になさってください。
- 2021.08.27