お悩み相談

鮫のジョーズ/2022.02.25

お悩み審美治療

CADCAM冠について教えていただきたいです

虫歯治療で続けて2本被せ物にしないといけないのですが、1本は先にセラミックで被せ物をし、もう1本は一旦銀歯にしています。
少しお金をためてからセラミックにしようと思っていたのですが、先日ネットでCADCAM冠を知りました。
価格も比較的安いとのことですが、素材がセラミックではないというような情報も見ました。
現在通院する医院はCADCAM冠に対応しておらず、あまりはっきりした説明をいただけなかったので、CADCAM冠について、良い面、悪い面なども教えていただきたいです。

ちなみに上下左右ともに奥歯は残っており、被せ物をしたいのは前から数えて4本目の歯です。

こんにちは、五反田みとめ歯科、院長の三留です。

CAD CAM冠についてのご質問ですね。

CAD CAM冠は素材の性質がプラスチックに近いので以下のメリットデメリットがあります。

=メリット=
色が白い
価格が安い

=デメリット=
強度が低く破損しやすい
厚みを取るため歯をたくさん削る必要がある
表面に汚れがつきやすく落ちにくい

奥歯もある、とのことですのでCADCAM冠の治療に対応している歯科医院で希望されれば保険診療で受けられますが、再治療になるリスクが高く、長期的に歯そのものを失うリスクも高まります。

費用をかけてセラミックにする準備をされているのであればその方が歯にとって良い選択だと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

五反田みとめ歯科/三留 康司
2022.02.26

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

CAD/CAM冠とは、「Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing」の略で、簡単に言いかえると、「コンピュータを用いて製作物の設計、製造すること」を指します。

「CAD/CAM冠」という名称自体は、保険診療報酬の算定項目としてでてくる専門用語で、一般的に「ハイブリッドレジン冠」のことを指します。ハイブリッドレジン冠とは、セラミックとレジンを組み合わせて作った白い材料です。
しかし、オールセラミックやジルコニアなどの材料(いずれも白い材料)の被せものも、CAD/CAMシステムを用いて作製することが可能です。また、ハイブリッドレジン冠を保険適用外の部位に、自費診療として装着する歯科医院もあります。そのため、「CAD/CAM冠」というと、具体的にどんな補綴物のことを指すのかは歯科医院によって少し意味合いが違ってきます。
カルテ上ではあくまでも、保険適用を許可された材料で、保険適用部位に装着される被せもののことCAD/CAM冠と呼んでいることが一般的です。
どの歯を治療するかにもよりますので、詳細を説明していただける医院でお聞きいただくことが一番かと思います。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2022.02.25