あります。2013年の日本臨床矯正歯科医会の調査では会員の矯正専門開業医が一年間に治療を終える患者さんの内約58％が抜歯治療であったという調査結果が出ています。矯正治療で抜歯を検討する場合は、検査診断の結果患者さんは3つの群にわかれます。
1「抜歯しなければ治療ができない患者さん」　
2「治療にあたって抜歯をしてはいけない患者さん」　
3「どちらでも治療ができるが抜歯するかどうかによって治療の仕上がりが変わってくる患者さん」です。
質問者様が3のカテゴリに入る場合は、前歯をどの程度下げるかなどの仕上がりの違いで抜歯か非抜歯の両方の選択肢があるかもしれません。

高橋矯正歯科／高橋 滋樹

2016.12.14

奥歯の臼歯の後ろに、親知らずがあるかにもよりますが、その親知らずを抜いて、後ろにずらせる余裕があるのであれば、いわゆる小臼歯を抜かずに治療できることもあります。もちろん、噛み合わせの状態や前歯の位置、凸凹の状態によっては、見た目のことも考慮する必要があるので抜いたほうがいいケースもあります。まずは診断を受けて判断を仰いだほうがいいと思います。

いしかわ矯正歯科／石川 剛

2016.10.06