お悩み相談

K/2024.11.20

お悩み矯正歯科

子どもの受け口が心配

4歳になる子どもが反対咬合を指摘されました。
いろいろ調べて、大人になってからだと矯正だけではなく外科手術が必要なこともあることや、小さいうちなら骨の成長を利用して治すことができると知り、それならば早く治療を開始したいと思うのですが、どこの矯正歯科でも可能な治療ですか?医院選びのポイントなどあればそれも教えていただきたいです。

こんにちは。北九州のみえない矯正歯科「つは歯科・矯正歯科」の津覇です。

反対咬合の治療は子供の予防矯正のなかでも優先順位の高い治療になります。
最も大切なことは、「成長が進む前に反対の噛み合わせを正常な咬合に戻す」ことです。
反対の噛み合わせのまま成長期(女の子は小6~中1、男の子は中1~3)を迎えると、下の顎がストッパーがない為に前方向や斜め方向に過成長してしまいます。この状態を「顎変形症」といい、程度が大きい場合矯正のみでの治療が難しく、手術を併用した矯正(外科矯正)が必要になることがあります。手術併用の矯正になるのは避けたいと思われる親御さんは多く、そうなる前に予防的に治療をすることがとても大切だと私も考えます。

反対咬合の予防矯正治療は、前歯の永久歯が生えかわる時期にスタートするのがいいと思います。
4歳から早期(0期)にアプローチしていく装置(夜使用するマウスピース)もありますが、実際それのみで改善するのが難しいように感じます。
当院では前歯の生え変わりを少し待って、反対咬合を治療する他の矯正装置で改善していく事が多いですし、それからでも遅くありません。その場合、スタートは小1~2ではないでしょうか?

反対咬合の原因はいくつかありますが、家族性のものや鼻炎による低位舌などで上顎の劣成長を伴う事が多く、その原因をきちんと診断し治療計画をたてる必要がある為、専門性の高い医院で治療されることが望ましいです。
反対咬合は簡単な治療ではなく、予防矯正(1期治療)から本格矯正(2期治療)に移行することが多いので、その治療に対応できる矯正歯科(矯正の認定医がいる歯科)を探されるといいと思います。

実際色々な治療法がありますのでご自身でいくつかお話しをきかれてみてはいかがでしょうか?

つは歯科・矯正歯科/津覇 登志
2024.11.26

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

永久歯の生えていない乳幼児の反対咬合であれば、矯正歯科医院でなくても一般の歯科医院でもおこなっていることはあります。
前歯の永久歯が生える前までに、マウスピースを使って反対咬合を改善する治療になります。
早ければ半年でも改善することはあります。反対咬合のマウスピース治療を行っているかは、お近くの歯科医院にご確認ください。
永久歯が生えて普通の噛み合わせになっていれば、そこから反対咬合になっていくことはありません。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2024.11.22