お悩み相談
マウスピース矯正のカウンセリングを受け、抜歯して矯正することをすすめられました。
抜歯があるとマウスピースでの矯正はできないと思っていたので少し驚いたのですが問題ないとのことで、私としても可能なら抜歯とマウスピースで矯正したいと思っています。
マウスピース矯正で抜歯をすることのデメリットはありますか?
名古屋市緑区のたけうち歯科クリニックの竹内です。
抜歯して矯正をするということは、それだけ歯並びが悪くて、歯を動かすことが多いということになるかと思います。そうするとマウスピース矯正でもできないわけではありませんが、マウスピース矯正はマウスピースをつけないと歯を動かせないので、ワイヤー矯正のほうが24時間装着している分、早く歯が移動しやすいことになります。
また、マウスピース矯正の方が、材料を多く使うことになるので、材料分が高くなり、矯正料金も高くなるかと私は思っていますが、そのあたりはご確認ください。
- たけうち歯科クリニック/竹内 伸一
- 2025.03.11
こんにちは。北九州のみえない矯正「つは歯科・矯正歯科」の津覇です。
矯正治療の装置として、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を比べた場合、
実際のところマウスピース矯正が得意とする不正咬合と苦手とする不正咬合があります。
質問者様のように抜歯が必要になった場合、装置として選択することはできますが、どちらかというとマウスピース矯正が苦手とする治療になるので、どうしてもワイヤー矯正が嫌な場合を除いて患者様にはマウスピース矯正はおすすめしていません。
理由は、抜歯矯正の方が難易度が高いことや、歯の移動が複雑(抜歯した隙間を閉じたり、前歯を引っ込める、反作用を考慮しながら治療が必要)なので、どうしても個々の歯に力をかけて調整のできるワイヤー矯正の方がステージごとに臨機応変に対応できるので治療が確実に行えるからです。
マウスピース矯正でも調整できないことはありませんが、やはりワイヤー矯正の方がその点では優れています。
ただし、ワイヤー矯正は矯正専門のトレーニングを受けた矯正医での治療になるため、その矯正医がいない歯科医院はマウスピース矯正のみ(特別な調整等ないので)でしか対応できないために抜歯でもマウスピース矯正をすすめることも多く見受けられます。
当院ではマウスピース矯正を希望される場合、苦手な噛み合わせの場合はおすすめしないお話しをさせていただいて、それでも希望される場合は、補助的な装置を併用したり、少し治療期間をいただいたりしてすすめています。
歯科医師によって治療方針は変わってきますので、矯正歯科を専門にしている歯科医師のいる歯科医院で一度ご相談されてみるのもいいかもしれません。
- つは歯科・矯正歯科/津覇 登志
- 2025.03.09