お悩み相談
子どもが口呼吸をしています。
歯並びなどによくない影響を与えると聞いたことがあるので、鼻で呼吸するよう言い聞かせているのですが一向に治りません。
どうすればいいでしょうか?
林檎ちゅんさん、こんにちは。
口呼吸でお悩みとのことですが、子供さんにはアレルギー性鼻炎等による鼻閉(鼻づまり)はありませんか?鼻づまりがあると口呼吸にならざるを得ませんので、鼻閉がある場合は耳鼻科受診が第一選択となります。
もし鼻づまりがないのであれば、習慣性の口呼吸を疑います。鼻呼吸の基本は舌が上あごに付いている状態で、舌が低い位置にあると口呼吸を誘発しますので、舌を正しい位置に持ってくるような訓練が必要になります。これには“あいうべ体操”が大変効果的です。この体操はみらいクリニック院長(福岡県ご開業)の今井一彰先生が考案されました。今井先生は内科の先生ですが、あいうべ体操の考案者として、我々歯科医の間でも超有名人です。またTBS系『教えてもらう前と後』にもご出演され、“あいうべ体操”の紹介と口呼吸の危険性を分かりやすく解説されておりました。
口呼吸は歯並びだけでなく全身に悪影響をもたらします。林檎ちゅんさんの子供さんには是非とも鼻呼吸に改善されることをお祈りいたします。
- 医療法人社団MDC みらい歯科クリニック/松本 武
- 2018.10.06
名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。
口呼吸は成長期の歯並びに大きく影響を与えます。
出っ歯になりやすかったりします。舌の位置は上あごに吸い付いています。舌の力によって上あごは広げられます。口呼吸の方は呼吸のために舌を下にして空気の通る道を確保します。そのため成長期の時に上あごは広げられず、狭くなりその分上あごが前に出てしまいます。
また、口呼吸の方は鼻や上唇周辺の筋肉が使われないため、筋肉がたるみ、上唇がめくれて、ぼけっとした顔に見えやすかったりします。
口呼吸から鼻呼吸に治すための、お口の器具や歯並びも同時によくしていくトレイナーなどがあります。
早めに治療をした方が改善しやすくなりますので、ぜひそのような治療を行っている歯科医院をお探しください。
当院でも予防的矯正の一環として、口呼吸改善のためトレイナーをお勧めしています。
- たけうち歯科クリニック/竹内 伸一
- 2018.09.22