お悩み相談

megane wareta …/2020.09.01

お悩み口腔外科

顎関節症の悪化による手術について質問です。

顎関節症は酷くなると手術と聞きましたが、どのような手術になりますか?
治療期間はかなり長くなるでしょうか。
現状は、
・口が指2本ほどしか開かない
・顎がガクンとなって口が閉まらなくなる
・普段も顎の関節?耳の横あたりに痛みがある
・レントゲンで見たら軟骨がけっこう少ない(削れている?)
一応、まだ手術は必要ないとは言われていますが、もしものために。

こんにちは。
北野坂鳥居歯科医院の鳥居です。
顎関節症は完全に治るということは難しく、うまく付き合っていくべきご病気です。
お口が今よりも開きづらくなり、お食事が取れないようになってしまうようになると、手術も考えなくてはいけなくなってきてしまうかと思います。顎関節症の手術となりますと、全身麻酔で行う大がかりなものになってきてしまいます。
そうならないためにも、
必要以上に、無理に大きなお口を開けないこと。
就寝時にマウスピースを装着すること。
日常的に上下の歯が接触する時間をなるべく少なくするよう意識的に注意すること。
などの注意事項をしっかり守って、悪化しないように気を付けながら生活していってください。
お大事にしてくださいませ。

医療法人社団 悠和会 北野坂鳥居歯科医院/鳥居 秀平
2020.09.04

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

顎関節症のほとんどは、手術を必要としない保存療法が中心です。
しかし、保存療法を続けても治らず、顎関節内に癒着(ゆちゃく)が生じたり、関節円板(下顎と上顎の間にあるクッションのような組織)が変形したりして、何をしても痛みをコントロールできない場合は、手術対象となってきます。
顎関節症で手術を必要とするケースは、ごくまれで全体の1%以下です。

顎関節症の手術は主に2つあり、1つは、皮膚の切開を伴う「関節開放手術」と、もう1つは内視鏡で「関節視下手術」です。どちらも、全身麻酔が必要となります。
手術後は、顎を動かさない状態でいると、新たな癒着がはじまり、また開きづらくなってしまうため、早い時期からのリハビリが重要です。回復までに、半年くらいかかることもあります。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2020.09.03

ご心配ですね。まずは、手術のことは考えずに、今の状況が少しでも良くなることを考えましょう。顎関節症は、生活習慣病であると、いう考えに立って、まずは原因を主治医の先生と一緒に考え、少しでも良くなるように、治療してもらってください。
 今の症状が出てどのくらいの時間が経過するのか?や、今回が初めての症状の出現なのか?等を先生に報告し、保存的な治療法で処置してもらいましょう。
 現在の症状は、急性的なものと考えられますので、症状が軽減したら、本格的に治療してもらってください。
 ご心配でしょうが、外科的な処置にならないことを祈っています。
 お大事になさってください。

川村歯科医院/川村 裕
2020.09.01