舌に歯型がつく原因としては、舌の浮腫によるもの、不必要に上下の歯を噛み合わせている（TCH、トゥース・コンタクティング・ハビットとも言う）、低位舌によるもの、体質や歯並びによるものなどがあります。
浮腫みに関しては、全身的なことと関わっていますので、思い当たることがあればお医者さんで相談してみるとよいでしょう。
TCHの場合は、日常生活内のトレーニングで改善することができたりします。歯を常に噛み合わせてしまう「癖」ですから、その癖を日常生活の中で治していくものになります。詳細は検索するといろいろ出てくると思います。
低位舌についても、舌の筋肉の衰えが原因ですので、舌の筋力を取り戻すかトレーニングをすることになってきます。ガムを噛んでいるときに、舌全体を使ってガムを上あごに薄く貼り付けるトレーニングや、歯と唇の間に舌先を入れ、右回り・左回りにぐるぐると舌を動かしていく方法など、トレーニング方法は様々ございます。

たけうち歯科クリニック／竹内　 伸一

2022.01.07

　ご心配ですね。まず、舌の痛みの原因は、「睡眠時の食いしばり」にあると考えます。
睡眠時に食いしばりのある方は、ほとんどの人が、昼間の間に無意識の時に上下の歯を食いしばっていることが多いようです。まずは、昼間のどのようなときに食いしばっているのかを、セルフチェックします。
たぶん、無意識の時にやっている方がほとんどです。「食いしばることは悪いこと」という考えを頭の中に叩き込んでいただき、それを意識できるようになれば、睡眠時にも食いしばりは少なくなり、舌の痛みも軽減することが多いようです。
　お大事になさってください。

川村歯科医院／川村 裕

2022.01.06