歯周病になると認知症になりやすくなりますか？

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キヨシ／2021.09.21

歯周病になると認知症になりやすくなりますか？

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

最近の海外の研究で、アルツハイマー型認知症の患者の脳から、歯周病原細菌であるP.g菌が検出されたことが発端に、歯周病とアルツハイマー型認知症の関連を調査する研究が多く行われています。
ある研究では、P.g菌を全身に長期的に口腔内へ投与し続けたマウスにおいて、アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβの脳内の増加が著しく認められました。また他の研究では、ヒトの歯周病に罹患した歯茎からアミロイドβが産生されていることも発見されています。

歯周病だけが認知症のリスクではなく、また歯周病だけで認知症が発症するわけではないかもしれませんが、認知症のリスクの1つとして、歯周病にならないよう予防をしていきましょう。