お悩み相談

おへそ/2019.09.18

お悩み予防処置

唾は健康にいいとのこと

虫歯になりやすいんですが、ガムをかんだり、飲み物を飲んだりして口の中が乾かないようにしておけば
虫歯になりにくくなる可能性はありますか?

こんにちは。
麻布十番歯科オーラルケアです。
実は唾液にはすごいパワーがあります。
自浄作用(食べかすやプラークを洗い流す),抗菌作用,Ph緩衝作用(飲食により酸性に傾いた口腔内を中和する),再石灰化作用(飲食によって溶けかかった歯の表面を修復し虫歯を防ぐ),消化作用,粘膜保護・潤滑作用,溶解・凝集作用(味を感じやすくしたり,食べ物を飲み込みやすくする),粘膜修復作用などといった様々な作用があります。
唾液が減少すると、お口の中が乾燥し、ネバネバと不快感が生じ、食べ物が飲み込みづらくなったりするだけでなく、口臭、舌痛、口内炎や虫歯歯周病などにかかりやすくなってしまいます。
唾液の分泌は加齢とともに減少する傾向にあるため、唾液腺のマッサージをしたり、よく噛んで食べる、水分補給し口の中を潤す、鼻で呼吸する、レモンや梅干しなど唾液分泌を促進させる食べ物を意識的に摂取するなど、普段から唾液を増やす心がけをすることはとても大切です。

麻布十番歯科オーラルケア/鳥居 秀平
2019.09.20

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

お口の中が乾かないようにするだけでは、虫歯予防とは言えませんので、ブラッシングは行ってください。
唾液には、いろいろ素晴らしい役割があることがわかっています。その役割とは、消化作用・お口の粘膜の保護作用・洗浄作用・殺菌作用・緩衝作用・再石灰化作用・排出作用です。

唾液にはリゾチームやラクトフェリンに代表される抗菌作用を持つ成分が含まれています。これにより、お口を通して細菌がからだの中に侵入することを防いでくれています。
虫歯に関しては、緩衝作用(お口の中を中和してくれる働き)があります。虫歯菌が出した酸を、酸性に傾いたお口の中のpHを中性に戻す作用があります。緩衝作用が強ければ強いほどむし歯に強い環境を作り出してくれます。
また、再石灰化作用(むし歯を防ぐ働き)もあります。虫歯の前段階である、歯の表面が白くなった状態のときに、元の状態に戻そうとしてくれる作用を発現します。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2019.09.19