お悩み相談

ちゅ~る☆/2020.03.04

お悩み予防処置

歯と牛乳の関係について

最近、牛乳を買おう!使おう!って流れができているので、牛乳について少し調べていたんですが、「歯が抜けたら牛乳で保存」や「牛乳は骨を強くする」などと言われていることをはじめて知りました!歯と骨は別物と思っていましたが、骨と同じように歯を強くする、守るためには牛乳を飲むのも効果的ですか?

あと、歯の着色の話になりますが、牛乳が入っているコーヒー牛乳やミルクティーなどはコーヒーや紅茶をそのまま飲むよりも着色しにくくなりますか?

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

歯が外傷などにより抜けてしまった場合、生理食塩水か牛乳につけておくと、良い状態で保存できます。それは人間の口の中の状態に近く、歯の歯根膜(歯根の周りにある細胞)を生かしておくのに最適な身近な保存液だからです。生理食塩水も牛乳もない場合は、舌の裏に歯をそっと入れたまま歯科医院まで運ぶことで、状態をキープできます。

牛乳に含まれるカルシウムは、歯と骨に99%蓄積されており、残りの1%が血液中にあります。カルシウム不足が歯に影響することはほとんどありませんが、乳歯が生える時期や永久歯への生え変わりの時期は話が違ってきます。歯を形成していく時期だからです。

牛乳が入っているコーヒー牛乳やミルクティーなどが、着色しにくくなるかどうかはわかりません。何事も過剰でなければよいのではないでしょうか。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2020.03.05