お悩み相談

アンドレ/2018.11.13

お悩み予防処置

酸蝕歯の予防

酸蝕歯というものを初めて知りました。
酸味のあるものや炭酸水など、刺激のある食べ物・飲み物が大好きなので
出来る限りの予防をしたいのですが、食べる・飲むのを我慢するほかに方法はないのでしょうか。

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

「酸蝕歯」とは、酸性の食べ物や飲み物を多く口にすることにより、歯が溶けてしまう病気のことです。
表面が溶けて中の象牙質がむき出しになることで、歯がしみたり形が悪くなってしまったりなどの症状が現れます。
酸蝕症を起こす危険性のある食べ物、飲み物は私たちの周りにたくさんあります。その例が炭酸飲料や果汁飲料などの酸性飲料です。炭酸飲料などはpH値2.2~2.9、オレンジやミカンなどの果汁飲料はpH値4.0前後が多く、ビールもpH値5.0以下のものが見られます。

酸蝕歯は、歯の表面が溶けて象牙質がむき出しになってしまう病気ですが、軽度のものであれば、治療をしなくても実害はありません。初期症状が見え始めたら、生活習慣を変えて、酸蝕歯の進行を止めるように心がけましょう。
・酸性の強い飲食物を避ける
・口の中に飲食物が長いこと入っていないようにする
 だらだらと食べ続けない、間食をしない、食べ物は噛み終わったらすぐに飲み込む、食後には水やお茶を飲むなど、食べ物が口の中に留まり続けないよう気を付けましょう。
・寝る前に食べない
・食後30分は歯磨きをしない
・唾液の分泌を促すことをする(ガムを噛むなど)

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2018.11.14