お悩み相談

カンパち/2021.12.16

お悩み虫歯

歯の詰め物の交換についてです。

先日引っ越しのため転院したんですが、新しい医院で古くなった詰め物の交換をススメられています。
諸々説明をしていただき、先のことを考えるとセラミックの詰め物がいいなと思ったのですが、セラミックは歯をたくさん削ってつける方法しかないですか?
保険の詰め物のように必要な箇所だけ削って詰めるというのは無理でしょうか?

こんにちは、五反田みとめ歯科、院長の三留です。

セラミックの詰め物についてのご質問ですね。

確かにセラミックの詰め物をするためには白い樹脂や金属の詰め物よりも歯を削る量は、わずかですが多くなります。特にCR(コンポジットレジン)と呼ばれる白い樹脂を詰める治療に比べると、セラミックの治療は削る量は多いです。
しかし再治療率を下げるための確実なセラミックの治療を施すことで、長く安定した状態にできることから保険診療のCRよりも、メリットが多いと思います。
北海道大学の研究で保険診療の治療は10年経過で概ね半分程度が虫歯が再発する、というデータがあります。それに対してセラミックの治療は同じ10年経過で5〜10%程度しか再治療にならない、という複数の論文があります.

CRで小さく削っても数年ごとに再治療をする方がトータルでの損失が多いと思われます。セラミックを使用するだけでなく、ラバーダム防湿を行い確実な接着を行うことも重要です。

担当の歯科医師にラバーダムを使用しているか聞いてみてもよろしいかと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

五反田みとめ歯科/三留 康司
2021.12.17

こんにちは、佐賀県鳥栖市にあります、みらい歯科こども矯正歯科の中村と申します。
セラミックは材料の特性上、ある程度の厚みが必要ですので、歯を削る量が保険のつめものより多くなる場合はあります。
削らずにセラミックをいれてしまうと割れてしまうからです。

ですが、説明を受けられているかと思いますが二次むし歯になりにくい上質な材料ですよ。

みらい歯科・こども矯正歯科/中村 好一
2021.12.17