お悩み相談

みみ335ko/2021.07.29

お悩み根管治療

20代で歯の神経を抜きました。今後抜歯を避けるために注意すべきことを教えて下さい。

24歳で、歯の神経を抜きました。
1度では痛みが取れなかったので、2度治療を受けました。
神経と抜くと歯の寿命が短くなるという話も聞いたのですが、60代くらいまではどうにか抜歯は避けたいです。
神経を抜いた歯の寿命を少しでも伸ばすためにはどういうことに注意していけばいいか教えて下さい。

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

神経を取った歯は、神経がある健康な歯と比べると、いろいろなことで劣ります。細菌に対しても物理的にも。
神経を取った歯の寿命だけでなく、健康な歯の寿命を伸ばすためにも、定期的な健診で専門的ケア(クリーニング)を継続していただくことが一番です。またお客様にあったホームケアも大事になってきますが、それは健診で先生からお話ししていただけるでしょう。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2021.08.04

神経を抜いた歯が抜歯に至るケースとして考えられるのが歯の根の再感染により支えている骨が溶けてしまい歯を維持できないことや、歯茎とかぶせものの隙間から虫歯が進行して歯を削ると歯が維持できないことがあります。
ですので神経を抜く処置は細菌が入らないようにゴムのシートをかけて行ったり(ラバーダム)歯科治療用の顕微鏡を使うということが良いとされています。
また、かぶせものの素材もゴールドやセラミックなどの性能の良い素材で作ることで歯茎との隙間からの虫歯のリスクを下げることができます。
神経を抜いた歯の再治療は何度もできることではありませんので、初回、2回目などで上記の治療を選択されると良いでしょう。
また、口の中の環境が虫歯を作りやすい状態になっているかわかる検査があります。自由診療で行うことが多い検査ですが、自身の口の中のリスクを調べるのは良いと思います。その結果を元に日々のセルフケアのやり方を変えてリスクを下げるケアを行うのも良いでしょう。
また、歯周病という視点から見ると定期的に歯科医院で検診を受けることは大切です。
もし歯みがきが上手くなければ指導を受けた方が良いですし、歯の表面の細菌の集まりを除去する治療がありますので検討されるのも良いでしょう(PMTC)。

京橋歯科医院/池村 光代
2021.07.29