お悩み相談

まっコ/2022.04.18

お悩み根管治療

歯髄温存療法について

虫歯治療で根幹治療を勧められたのですが、神経を抜きたくなくて
ネットで調べたところ「歯髄温存療法」というワードがでてきました。
この方法のメリットとデメリットはありますか?

こんにちは、五反田みとめ歯科、院長の三留です。

歯髄温存療法についてのご質問ですね。

歯髄温存療法には以下の特徴があります。
メリット
・歯髄を取らずに済むため歯の内側を削ることもなく、歯根破折のリスクが下げられる
・歯髄を温存することで歯の寿命が延ばせる
デメリット
・歯髄温存療法が失敗した場合、強い痛みが出ることがある
・痛みが出ない場合、数ヶ月から数年程度、長期に時間経過した後に根の先で炎症を起こすことがある

歯髄温存療法は万能ではなく、なんでも神経を保存出来るわけではないですが、適応を守れば試してみる価値のある治療だと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

五反田みとめ歯科/三留 康司
2022.04.23

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

歯髄(歯の神経)を保存するための治療を歯髄温存療法といいます。歯髄を抜いてしまうと歯の寿命が短くなってしまう(割れたり、壊れたり、虫歯になってもわからない)というデメリットがあるからです。
歯髄は非常にデリケートなため、これまで細菌感染して露出してしまった歯髄は保存が難しいものでしたが、バイオセラミックセメントという薬剤の開発により、歯髄を温存する治療が可能になりました。しかし、バイオセラミックセメントを使用した治療は保険適応外(自費)なので、取り扱っている歯科医院は限られております。費用は取り扱っている医院でご確認ください。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2022.04.21