お悩み相談

まどか〇/2021.03.08

お悩み歯周病

若年性歯周病というのは予防できますか?

若年性歯周病というのがあると初めて知りました。
これは予防できるものですか?
歯周病は感染すると聞きますが、これも感染が原因ですか?

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

若年性歯周病(侵襲性歯周炎)は、急速に歯の根の周りの骨が溶ける症状を認めます。10代から30代で発症することが多いです。発症率は0.005%~0.1%とされています。通常の歯周病よりも急速に進行し、一般的な歯周病の治療ではなかなか治らないというのが現状です。
A.actinomycetemcomitansやP.gingivalisの存在比率が高いとされています。侵襲性歯周病に罹患するひとは、これらの細菌に対する防御機能(免疫反応)が遺伝的に弱いと考えられています。遺伝的な問題や夫婦間での水平的感染から、子供へ垂直的感染が原因とも言われています。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2021.03.10