お悩み相談
福岡市早良区飯倉のもろとみ歯科、院長諸冨です!
他の先生がおっしゃられているように、早産と歯肉炎の関連が言われていますが、大事なのは歯肉炎の治療の時期の様です。
2006年のアメリカでの研究では、妊娠した後から歯肉炎の治療をしても、早産を抑制する効果は薄かったという報告があります。
大事なのは、妊娠する前から歯肉炎の治療とメンテナンスを行っておくことですね(^-^)
(参考)Michalowicz, B. The New England Journal of Medicine, Nov. 2, 2006; vol 355: pp 1885-1894. Goldenberg, R. The New England Journal of Medicine, Nov. 2, 2006; vol 355: pp 1925-1927. News release, National Institute of Dental and Craniofacial Research, National Institutes of Health.
- もろとみ歯科/諸冨 彰彦
- 2018.11.21
名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。
妊娠中の方が歯周病になると、影響を及ぼすのは母体だけでなく、ご指摘のように早産や低体重児出産のように、胎児や出産に悪影響を与える可能性があります。
出産が近くなると、プロスタグランジンという物質が子宮で分泌されてきます。しかし、歯周病により炎症が広がると、それを抑えようとしてプロスタグランジンが作られてしまうため、分娩時と同じように子宮の収縮が促されて、早産が引き起こされてしまうという原理です。
また通常の出産よりも低体重児の割合が多いという調査結果があり、赤ちゃんの正常な発育のためにも、歯周病にならないように対策を行う必要があります。
ぜひ歯科医院でのケアを怠らないようにしてくださいね。
- たけうち歯科クリニック/竹内 伸一
- 2018.11.16