お悩み相談
歯周炎ぎみなので、定期健診の度に治療してもらっています。
でも毎回同じことを繰り返していて、よくなっているのか分かりません。
歯周炎って慢性的になるものなんでしょうか?
名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です
歯周炎、いわゆる歯周病ですよね。
歯周病は歯周病菌のコントロールをしていくことが、治療の目的になります。
歯周炎自体が慢性的な病態でありますので、歯周病菌の悪玉細菌を、お家でのケアとともに歯科医院での専門的清掃で、徐々に減らしていくことが治療になりますので、それほど劇的に変化は感じられないかもしれませんね。
歯石がつくことが悪いわけでなく、歯石があると歯周病菌の悪玉細菌がよりつきやすくなるので、専門的清掃が必要になってきます。
定期的に清掃していくことで、悪玉細菌を増やすことなくコントロールできますので、定期的に専門的清掃をしていただきましょう。
- たけうち歯科クリニック/竹内 伸一
- 2019.02.16
小金井歯科の高田です。
そもそも歯周炎には治癒(完全に治った状態)がありません。
治癒とは元のレベルまで歯を支える骨(歯槽骨)が戻り、歯肉も健康な状態です。
しかし、歯周炎あるいは歯周病の治療ゴールは「歯周組織の安定化」であり、歯槽骨は下がって
いますし。歯肉も炎症が引いて下がった状態です。
一部再生療法で骨の再生ができる場合もありますが、あくまで完全な治癒はないと思ってください。
歯周病にかかったことのある人は骨も減っていますし、かかりやすいリスクを抱えていますので、再度歯周病にかかりやすいと思ったほうがいいです。
再発を防ぐには定期的なプロケアと毎日の歯磨きです。
今後とも定期的な受診をお勧めいたします。
- 小金井歯科/高田 尚美
- 2019.02.16