お悩み相談

良い子マン/2018.09.07

お悩み小児歯科

子どもに甘い物を食べさせるのは悪いことですか?

最近、子どもにおやつをあげない・徹底して甘い物を食べさせない親御さんが多い印象があります。
個人としては、わが子に10時・15時と決まった時間に間食(おやつ)を食べさせていますが、
一部のママ友から「虫歯になるよ!」と非難されます。
1日3回の歯みがき(朝・晩は私が仕上げ磨き)も欠かさず行っていますし、
定期健診のため親子で歯医者さんにも通っています。
今のところ虫歯はありませんが、非難されると不安になります。
神経質になってはいけないと思いますが、子どもに甘いおやつをあげるのは
やめるべきなのでしょうか。
長文ですみませんが、お願いします。

良い子マンさんのおっしゃることはごもっともだと思います。
あまり神経質に徹底した糖質制限は必要ないものと思います。
糖分はむし歯菌によって分解されて酸を発生させたり、
ほかの食べ物の分解や代謝の邪魔をしたりはしますが、
これらは適量の範囲内であれば問題ないです。
だらだらと甘いものを与えたり、大量の糖分を与えたり、歯磨きを怠ったりすれば
悪い結果になりますが、良い子マンさんのように理解をしたうえで管理されていれば
心配はいらないと思います。
ただし、日本のように炭水化物の多い国の場合、普通にご飯を食べているだけでも
十分な糖質の量を摂取している計算になることが多いです。
理論上はお菓子などの嗜好品の糖分はとる必要性はないと言われています。
あくまでも余剰なものであることは再認識された方がよいと思います。
週末だけの楽しみにとか、イベントの後のご褒美にとかのタイミングで十分であることは
さらに知っておいた方がいいと思います。
また3歳までに味覚が形成されると言われていますので、
子どもさんが”甘党”になってしまわないようにもお気をつけください。
適量と適度を守ればお子さんとの楽しいスィーツタイムも可能です。

みらい歯科・こども矯正歯科/中村 好一
2018.09.07