お悩み相談

ワコ/2022.04.20

お悩みインプラント

インプラント治療が合わない人、できない人はいますか?

持病で糖尿病があるのですが、インプラント治療ができないと言われました。
他でできるところを探すか治療法を変えるかどちらが良いのでしょうか?
また、インプラント治療が合わない、できない人ってどんな人でしょうか。

こんにちは、五反田みとめ歯科、院長の三留です。

インプラント治療が適応出来ない方はいらっしゃいます。
糖尿病も程度によりますが、不利な条件の一つです。糖尿病の方は細菌感染に対しての抵抗力が低いため、埋入したインプラント体の周囲が感染、炎症を起こし、腫れや痛みなどの不快症状に繋がりやすく最悪の場合、インプラント体を撤去することもあります。

HbA1cの数値が適切にコントロールされていれば治療が可能な場合もあります。
インプラント治療のリスクが高い場合、義歯やブリッジなど他の治療法を選択する方が良いこともあります。

病院を変えるか、治療法を変えるかどちらが良いか、は口腔内の状態、担当する歯科医師の技術や経験によって異なるので誰にも言えないと思います。

その他、インプラント治療が向かない条件として高血圧、肝炎などの感染症、骨粗鬆症、重度の金属アレルギーなどがあげられますが、いずれも絶対的禁忌ではありません。ケースごとに対応が可能な場合もあります。一般的な診療所ではなく、大学病院やそれに準ずる大規模な歯科医院でないと対応出来ない事が多いと思われます。

また、口腔内の清掃状態も予後に大きく影響するので、上記のような全身の健康状態の問題がなかったとしても、定期的な歯科医院での適切なメンテナンスと、ご自身での毎日のケアを意識高く行えない方は、インプラント治療をお勧めすることは出来ません。

以上、ご参考になれば幸いです。

五反田みとめ歯科/三留 康司
2022.04.23

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

インプラント治療ができないというか、インプラントできない可能性があるのは、
1)未成年の方(顎骨成長中)
2)妊娠中の方
3)全身疾患や持病のある方
4)虫歯や歯周病がある方
5)あごの骨が薄い・少ない方
があげられます。この中で3)に関係するものとして、高血圧、心疾患、骨粗しょう症、糖尿病などがあります。
全身疾患や持病がある方は、手術中や術後のトラブルを避けるためにインプラント治療を断られるケースもありますが、かかりつけの内科医と相談して問題がなければインプラント治療は可能となります。ただ、糖尿病の場合は、インプラント治療後も定期的な検診や専門的ケアで通っていただく必要があります。それは糖尿病によって、お口の中の細菌環境をコントロールしていかないと、インプラントが細菌によって駄目になってしまうこともあるからです。そのあたりのリスクを承知の上で、インプラント治療をしていただくことは、お客様判断になります。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2022.04.21