お悩み相談
妊娠中(子供がお腹から出るまで)不可能な治療はありますか?
レントゲンや麻酔は大丈夫のようですが
インプラントの手術などはどうなんでしょうか?
妊娠中に不可能となる治療は、お母様の身体の状況により大きく異なります。
もともと何らかの持病をお持ちの方ですと、不可能となる治療も出てくるかと思います。
妊娠中の治療で基本的な考え方は、治療を行うリスクよりも治療を行う利益の方が大きいと判断された場合に限り治療を行うこととなります。
レントゲン撮影はデジタルレントゲン撮影と防護服を使用することで被曝量を極めて最小限に抑えることができ、安全に撮影することが可能です。
麻酔薬の使用もいくつかある麻酔薬の中から安全なものを選択しお母様の健康状態に問題が無く、妊娠中期に限れば比較的安全に治療ができるものとされています。
しかし、妊娠中のインプラント治療に関しましては利益よりリスクの方が上回ると判断し、妊娠中は避けるべきだと考えます。
いずれにせよ妊娠中でもそうでなくても治療には一定のリスクが伴います。状況に応じてそのリスクが少ない時に必要な行うという事が肝要だと思います。
歯科治療において治療の可否を最終的に判断するのは歯科医師ですので、妊娠中の治療内容については、かかりつけもしくは近くの歯科医院で個別に相談されるとよろしいかと思います。
妊娠中で移動が困難な場合もあるかと思います。その際は電話やメールでの対応が可能な歯科医院なら問い合わせるのも良いでしょう。
- さかえ歯科医院/榮 健臣
- 2019.05.06
名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。
妊娠中に絶対に大丈夫と言える治療はございませんが、注意して治療を行えば問題なくできることが多くあります。
レントゲンは胎児の被ばくを考えると避けたいものであります。
麻酔も必要な量以上に使用は控えたいものであります。
インプラントは妊娠中にすべき治療ではないかと思いますし、緊急を要する治療ではございません。
治療の際には、担当医とよくご相談いただいて、治療を受けていきましょう。
- たけうち歯科クリニック/竹内 伸一
- 2019.04.16