お悩み相談

メグ/2017.01.23

お悩み歯周病

歯は遺伝要素が大きいと聞いたことがあるのですが。。

歯は遺伝要素が大きいと聞いたことがあるのですが親が歯周病なら自分も高確率で
そうなんでしょうか?

確かに家族で似たようなお口の状態であることは少なくありません。

他の先生も仰られているように、家族間で細菌の感染が起きている可能性があります。
また食事の内容や時間帯、歯磨き習慣、歯への考え方なども家族で似通う傾向にあるため、これも影響しているかもしれません。

こういった文化や風習は「文化的遺伝子」とも呼ばれることがあります。

一方で、「生物学的な遺伝」の場合は特定の細菌に対する抵抗力が生まれつき弱かったりすることから、かなり若い時期(10代の頃)から歯周病が重度に進む特徴があります。

もしも質問者さまがそのくらいの年代でないのであれば、ひとまず生物学的な遺伝的要素はあまり心配されなくても良いのではと感じました。

福嶋歯科医院/歯周病専門医 福嶋太郎

福嶋歯科医院/福嶋 太郎
2017.01.25

歯周病はあくまで歯周病菌による感染症です。親の歯周病菌が小さい頃に自分の口の中にうつってしまっている可能性はあります。(噛み与え、同じ食器の使用など)
歯周病菌に対する抵抗力、歯周病に影響を与えうる糖尿病などは遺伝に関連する可能性はあるかもしれませんが。
今後、研究によってさらに歯周病の遺伝に関連する報告があるかもしれません。
親が歯周病になっているのであれば、歯周病になる可能性はあります。
ただし、日本国民の成人約8割が歯周病あるいはその予備軍(歯石の付着等)との報告がありますので、誰でも歯周病になる可能性があります。

たんぽぽ歯科・矯正歯科/吉用 卓
2017.01.24