お悩み相談

Hana/2022.02.05

お悩み歯周病

歯茎の白いできもの 根尖性歯周炎?

こんにちは。

12月中旬に上前歯に新しくセラミッククラウンを被せました。歯が欠けてレジンで治療してあったのですが経年劣化により染みや欠けが目立ってきたため現在の歯科医院でセラミッククラウンの提案をされセラミッククラウン治療を受けました。

型どりをして3週間仮歯の後セラミッククラウンを装着したもののすぐに下の歯にぶつかる違和感があり翌日に来院して嚙み合わせを調整してもらいました。

飲食の知覚過敏のみならず外気に触れているだけでもズキズキと痛み、噛むたびに歯が当たるだけでも痛みがあり連絡しましたがよくあることなので2-3週間様子を見てと言われました。

その後は知覚過敏は落ち着き痛みはなくなりました。しかし鼻をかむ時、鼻の下を押すと鈍い痛みはあります。歯も全体的に鈍い感覚は常にあります。そして昨日歯茎に腫れ、白いできものに気づきました。調べると歯の神経治療が必要らしいことわかり落ち込んでいます。
その歯科医院へそのことを連絡し予約を取りました。

そこで質問なのですがクラウンを被せた歯に虫歯はなくクラウンを被せたときは治療なし、被せるために歯を削っただけです。神経もありましたし見た目以外の問題はありませんでした。
なのでどうしてこうなってしまったのか。セラミッククラウンを被せずそのままにしておけばこうならなかったのでは?と後悔ばかりしています。

まだ診療結果は出ていませんが症状から見て根尖性歯周炎を疑っています。もしそうであればこの歯科医に任せて治療を受けていいものか迷っていてこちらでアドバイスをいただければを思い書き込みました。どうぞよろしくお願いいたします。

こんにちは、五反田みとめ歯科、院長の三留です。

詳しく経過を書いて頂いている内容から考えられることは、削った刺激と噛み合わせの負荷がかかり過ぎて歯の神経が死んでしまい、歯根の先に炎症が起きて膿がたまり歯茎にできものが出来ていると考えられます。
解決には根管治療が必要になると思われます。

被せるために「歯冠」と呼ばれる歯肉の上に見える歯の体積の70%を削る必要がある、という研究も
あり、また、神経を残したまま治療する意義はあるため、治療された先生も削る、削らないで葛藤があったかと思われます。

起きてしまった現象は残念ですが、最善と思われる方法を選択したとしても常に最良の結果が得られるとは限りません。
装着から間がないトラブルなので無償でやり直してもらえる可能性もあるかと思います。

担当の先生とよくご相談なさってみて下さい。

以上、ご参考になれば幸いです。

五反田みとめ歯科/三留 康司
2022.02.18

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

神経のある歯を削ることによって神経が駄目になってしまうことは、リスクの1つとしてあります。特にセラミッククラウンの場合は、金属よりも単純な物理的な力は弱い材質になります。なので、金属で被せるときよりも少し多く歯を削って被せる必要があります。
削るときに歯並びなども改善したいということであれば、より多く歯を削らないいけないこともでてきます。神経が元々ない歯であれば、いくら削っても問題はないですが、神経のある歯は、神経にできるだけダメージのないように削ることになります。そうやっていても、人によって神経が後から駄目になってしまうことはあったりします。
もちろん、全部神経を取ってから削ればよいという考えの先生もお見えかと思います。私としては、神経はできるだけ残しておきたいので(その方が歯にとっては生きている歯なのでいろいろと条件がよいため)、極力残すことで対応をしております。

神経が駄目になってしまった可能性は大きいかと思いますので、放置せずにしかるべき処置は今後のことを考えるとしておいたほうがよいと思います。あとはどう治療をしていくかは、先生との信頼で行っていただければと思います。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2022.02.18