お悩み相談

七瀬100%/2018.09.27

お悩み小児歯科

食べ物を噛むのが苦手なようです

9ヶ月の子どもに柔らかめのうどんを作るのですが、うまく噛めず、そのまま飲み込んでいるようです。
お腹にもよくないだろうし、噛む力がつかないんじゃないかと心配です。
そのうち噛めるようになるよ、と言われますが、このようなことが原因で歯や顎が弱く育ってしまうことってあるでしょうか。

9ヶ月頃の場合では、一見丸飲みしているように見えても舌と上顎を上手に使ってすり潰して食べています。

そして、前歯が生えるにしたがって前歯でかじり取る食べ方を覚えていきます。

以上のことから、この頃の食事の形態としましては舌や歯ぐきで押しつぶせるくらいの固さ(豆腐やバナナ程度の固さ)であれば胃への負担はそれ程心配はいらないかと思われます。

また、奥歯が生えそろうのは2歳6ヶ月〜3歳6ヶ月くらいです。現段階では、噛む力をつけるより栄養バランスが整った食事を意識していただいて、歯が生え揃った頃にいま一度丸飲みをしていないか、噛む力の発達を促すなどお考えいただいても遅くないかと思われます。

いずれにせよ、お子さんごとで生活習慣、成長や発達状況、口の中の状態、家族環境などで個人差がございます。このことから、かかりつけの歯科医院で経過を追って見てもらうのが、一番安心できると思いますので、一度歯科医に見てもらい相談されてみてはいかがでしょうか。きっと、お子さんに合った良いアドバイスをしていただけると思いますよ。

さかえ歯科医院/榮 健臣
2018.10.10

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

上手く噛めないと、成長期では顎の発達が悪くなることは確かにあります。顎の発達が悪いと歯並びが悪くなったりします。また噛むことによって、唾液もしっかり出ることにつながりますので、あまり噛まなかったりすると、唾液が少なくなり、唾液によりむし歯予防効果が下がるので、むし歯になりやすくなったりもします。
「噛む訓練」はいろいろあります。噛む訓練の機器だったり、咬む訓練用のガムだったり、また食育の方法だったりと。だた年齢がまだ9カ月なので、もう少し年齢が経ってからでも良いかと思います。
ご心配なら何件か歯科医院で相談してみるとよいでしょう。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2018.10.04