お悩み相談
名古屋市緑区のたけうち歯科クリニックの竹内です。
「食後30分以内に歯を磨くとダメージがあってよくない」
この説は、食後の口内環境に由来しています。食事をすると、口の中にいる細菌が食べ物に含まれている糖をエサにして、口の中を酸性に変えます。すると歯のエナメル質がとけ出しやすくなる脱灰(だっかい)が起こり、歯が傷つきやすい状態になってしまうということです。この状態は時間とともに口の中がアルカリ性に戻ることで、再び硬いエナメルになっていきます。
なので、食後すぐの歯磨きは歯を傷つけやす状態なので、時間をおいて歯磨きをすることを提言しています。
ただ、歯の質や生活環境でそこまで厳密でなくても、歯に問題がないのであれば一般的には大丈夫かと思います。歯を全く磨かなければ虫歯菌によって確実にエナメル質は削れていきます。
「きちんと歯磨きをする」習慣を身に着けた方がよいでしょう。
- たけうち歯科クリニック/竹内 伸一
- 2018.08.09