お悩み相談

coco/2018.08.22

お悩み予防処置

定期健診は数ヶ月に1回で大丈夫?

歯の定期健診の頻度って、数ヶ月~半年に1回で大丈夫なんでしょうか。歯磨きはちゃんとしていますが、それでも検診のない数ヶ月の間に手遅れになるような進行の早い虫歯がありそうで怖いです。

口の中の病気のほとんどが慢性疾患です。慢性疾患というのは生活習慣病のようなものだと捉えてください。その為、定期的なチェックと指導などメインテナンスが必要になる場合が多いです。
さて口の中の病気、大抵は虫歯と歯周病ですが、これは唾液の質や量、ばい菌の数や割合、お口の中の状況、歯ブラシの程度、間食の頻度などがたくさんの要素が複雑に絡み合って発症します。
我々歯科医師はそれらを加味してメインテナンスの頻度を決定します。なので担当の先生が必要と判断された期間がベストだと思います。
大雑把にいうと、いい習慣が守れていて、チェックの時に前回と同じ状態であるなら定期検診の期間はそのままでいいもしくはもう少し間を開けてもいいという判断になります。その逆もあります。初めは大体3ヶ月くらいからですかね。
定期検診は早期発見ということも大事ですが、病気の予兆をとらえたり、自律を助けたりといった側面が重要になります。
質問者さんのお口への関心の高さはとても素晴らしいと思うので、ぜひ上手な病気と歯科医院との付き合い方を続けていってください。

石田歯科医院/石田 徹
2018.11.19

麻布十番歯科オーラルケアです。
 
 歯を失う大きな原因はばい菌です。そのばい菌が虫歯や歯周病などのお口のなかの病気の主な原因なんです。歯槽膿漏は痛みがなく、ばい菌によって病状が進んでいくことがほとんどです。

虫歯は自分で気づく程の穴が空いてしまったり、しみや痛みの症状が生じるC2の状態まで進んでしまうと、大事な神経や血管をとらなくてはいけない可能性が生じてきてしまいます。
大事な神経や血管をとった後の根管治療はよくある治療ではありますが、難しく、うまくいかないことが多いです。神経や血管をとってしまった歯は免疫力を失い、水分や栄養分を受けられないため、もろくなってしまい、10年以上持たせることが困難です。
なのでC2になる前の段階の気付かない虫歯をいかに早く、私たち歯科医師に見つけさせることが大切なんです。
C1からC2になるのに、3~4ヶ月であったりするので、当院では、そのペースで定期検診を受けていただき、ブラッシングの指導を受けていただくことをオススメしております。

麻布十番歯科オーラルケア/鳥居 秀平
2018.09.07

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

定期検診はお口の中の状態によって違いますが、健康な方なら3カ月程度がお勧めです。着色や汚れが付きやす方なら2か月程度でもよいでしょうね。

一般的に「プラーク(歯垢)」は、虫歯菌や歯周病菌をはじめとする微生物の固まりです。黄白色を帯びた粘着性の物質で、わずか1mgに数億から数兆もの細菌が潜んでいます。プラークが増えると、細菌が増殖して虫歯や歯周病、口臭などを招くことが分かっています。食後8時間程度で生成されると言われているこのプラーク。食べカスとはまったく別物ですが、細菌は食べカスに含まれる有機質を栄養源にして活発化するので、まったく無関係というわけではありません。

プラークはあくまで雑菌などが関係性もなく集合しているものですが、時間の経過とともに関係性を持ち始め互いの弱点を補います。そして「バイオフィルム」というフィルムを作って細菌が集合してできた巣窟になります。お口の中のヌメリとなって感じられることでしょう。このバイオフィルムは歯磨きなどでは完全に落とすことができません。なので、歯科医院で専用の機器でお掃除してもらうことが必要です。
その為にも定期検診は必要ですよね。

むし歯は数カ月の間にそれほど進行するものではありません。年齢が若ければ、歯の質も弱いので早めに虫歯も進行しやすいことはありますが、一般的には大丈夫ですので、定期検診は続けていって下さいね。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2018.08.31