お悩み相談

黄昏レイヤー/2019.03.26

お悩みインプラント

根管治療よりインプラントのほうが長期間安心できる?

初めていく歯医者さんで根管治療よりもインプラントをすすめられましたが、根管治療よりもインプラントの方が長期間の安心があるのでしょうか。
私はもう根管治療を受けると決めているので関係はないのですが、そこまでして勧める理由が知りたいです。

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

まずは、「根管治療」と「インプラント」では、全く違った目的の治療であることはご理解頂きたいと思っています。
「根管治療」は歯をできるだけ残していこうという目的で行います。「インプラント」はなくなってしまった歯の部分を回復させる手段の1つであります。

根管治療をしても助かる望みが少ない歯であれば、抜歯ということになるでしょう。
抜歯したら、そこを「義歯(入れ歯)」で補うか、「ブリッジ(橋渡しの被せ物)」で補うか、「インプラント」で補うかで
回復させます。
なので、まだ根管治療で残せるのであれば、残していただければと、私は思っています。
ただ、根管治療をしてもどうしても感染しやすく、痛みや腫れを生じやすい時もあります。その場合には、しかたなく「抜歯」ということも起こりえます。

根管治療でもインプラントでも、どちらが長く持つかは、メンテナンス次第だと思います。
シンプルに言えば、インプラントは自費治療(自由診療)なので、料金は決まっていません。自由に決められるということなのではないでしょうか。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2019.03.27

小金井歯科 高田です

根の治療は日本では主に保険診療で行われていますが、本来は専門性の高い難しい治療です。当院でも「これは残せるかどうかギリギリだな。」と思う難しい根(レントゲンやその他の検査で)を日本顕微鏡歯科学会の保存治療の専門医に紹介しました。当院で治療後に冠を被せて7年目に歯の根が割れて抜歯になり、現在インプラントで治療中です。

この7年を「7年自分の歯が使えたからいい。」と考えるか、「7年しか持たなかった。」と考えるかは患者さん次第です。治療した根は明日割れるかもしれませんし、10年持つかもしれません。

インプラントもきちんとした診査診断のもとにメインテナンスまで考えて治療しないと「長持ちします。」などと簡単に言えません。

ご自分の体ですからご自分の考えで納得のいく治療をお受けください。

小金井歯科/高田 尚美
2019.03.27