お悩み相談

sumi/2019.05.16

お悩みインプラント

偶発症についてお聞きしたいです

インプラント手術の際に発生する可能性のある偶発症にはどのようなものがあるでしょうか。

神楽坂わたなべ歯科クリニックの渡部です。インプラントの偶発症は次の項目にあげる通りです。
1.全身既往歴による偶発症
A.糖尿病の既往のある方…HbA1c(検査数値)が6.2以上は二次感染が起こりやすく治癒しないケースがあります。
B.癌治療で放射線療法を受けていられる方、骨がもろくインプラントがオステオインテグレーション(インプラントと骨の結合)が失われる事があります。
C.骨粗鬆症の治療中、4年以上の継続的投薬等は骨の血流量も少なく二次感染を起こしやすい。
D.血液のサラサラにする抗凝固剤を服用している方は血液の凝固が遅れ、血がとまりにくい。
以上の4つのケースはかかりつけ医または大学病院の医師と連携をおとりになれば全身疾患の偶発症は免れます。
2.インプラントオペ術中の偶発症
A.下顎にインプラントを埋入する場合の偶発症は、下歯槽神経菅に麻痺がでる事があります。これは手術時に神経を触れてしまった場合です。軽度から中等度はビタミン複合体の数ヶ月の投薬で治ります。
B.上顎にインプラントを埋入する偶発症は、上顎洞にインプラントが落ちてしまう場合、これは術者がCTを診断し適正な埋入を行えば、この偶発症は避けられます。またインプラントが落ちてしまっても、頬側からアプローチをすればインプラントは除去できます。
術中の偶発症は、難症例に起こりやすいですが難症例を問題なく手術できる先生は、偶発症も少なく安心して手術を受けられると思います。

以上、参考になりますと幸いです。

神楽坂わたなべ歯科クリニック/渡部 康男
2019.05.22

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

インプラント手術は、手術になりますので、偶発症については様々ございます。
手術中と手術後でも違ってきます。
手術中であれば、神経損傷や上顎のインプラント手術であれば、上顎洞穿孔などがございます。
手術後であれば、神経損傷、感染、血腫などがございます。
偶発症が起こらないように、手術前計画や準備はされていると思いますので、手術によって難易度も違ってくるでしょう。担当の先生とよくご相談されて、信頼を持ってインプラント治療をお受けいただければと思います。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2019.05.17