お悩み相談

スズキったタナカ/2020.08.07

お悩み入れ歯・差し歯

保険の部分入れ歯ではぐきが炎症を起こすことはありますか?

抜糸して保険の部分入れ歯を作ってもらいましたが、部分入れ歯で歯茎が炎症を起こしたりということはあり得るでしょうか。
場所は奥歯で、下の左右2カ所になります。

小金井歯科の高田です。

部分入れ歯で歯茎が炎症を起こしたとしたら、保険だから自費だからという問題ではないと思います。
何らかの原因で歯がない部分を残りの歯で支えるのですから、残っている歯により多くの負担がかかるのは当然のことです。部分入れ歯は残っている歯が健全(十分な歯根を支える骨が周りにあるか、神経がある歯か)であり、力学的に適切に力を配分できるか、バネによって歯に余分な力を加えないか、粘膜(歯がない部分)にも噛む力が負担できるか、など考えなくてはならない因子が山ほどあります。

「歯を抜いて、ただ入れただけ」というのではばねをかけた歯が次々とだめになる可能性があります。保険診療でこうした質の高い部分入れ歯を作るのは難しいですし、自費の入れ歯もよく分かっておられる先生や技工士さんが作っておられるかで大きく違ってきます。

奥歯は一番噛む力がかかるところです。場合によってはインプラントできちんと噛む力を支えてやったほうが、残っているご自分の歯を守ることにもつながります。

人は奥歯を失い「見えないからいいや。」で放置、かみ合わせの高さを維持できず前歯を突き上げて前歯がだめになり、下の前歯が残って入れ歯を突き上げてしまうというパターンが非常に多いことを知っておいてください。

いくつかの選択肢を伝えてくれる歯科医院でよくご相談ください。
お大事に。

小金井歯科/高田 尚美
2020.08.09

こんにちは。
北野坂鳥居歯科医院の鳥居です。
入れ歯の当たり具合で歯茎が炎症を起こすことはもちろんございます。
また顎の骨は経年変化を起こすため,だんだん入れ歯自体が合わなくなってくるので,変化に合わせて調整したり,作り直す必要が出てくることもございます。
定期的にかかりつけの先生に診てもらって調整してもらうことをおススメ致します。
少しでも多くの歯を残すためにも,定期健診はしっかり受けるようにしてくださいませ。大事にしてください。

医療法人社団 悠和会 北野坂鳥居歯科医院/鳥居 秀平
2020.08.07

名古屋市緑区のたけうち歯科クリニック・ホワイトエッセンス大清水院の竹内です。

部分入れ歯が歯茎に強くあたってしまっていれば、歯茎の炎症を起こしたり、傷になったりして痛むことはあります。義歯の調整をしていただいてください。
また部分入れ歯周囲の歯茎が炎症を起こしていることも考えられますので、確認していただくとよいでしょう。

たけうち歯科クリニック/竹内  伸一
2020.08.07