お悩み相談

校長先生/2019.01.16

お悩み入れ歯・差し歯

差し歯とインプラント、どちらがいいのでしょう

長年お世話になっている歯医者さんに『歯をなくしてしまうのは勿体ないよ、差し歯でもいいと思う』と言われました。
個人的には差し歯でも困ることはないと思いますが、若干迷っています。(先生は別にインプラントを否定している訳ではないのですが……)
最終的には自分で決めるべき事柄なのは分かっています。が、周りにインプラントや差し歯の人がいないので、詳しい情報や術後の生活、便利さや不自由さへの不安を相談でません。
差し歯のその後、インプラントと比べた際の便利さ、不自由さなど、お聞きしたいと思っています。

『歯をなくしてしまう』という部分の意味が分かりかねますが、おそらくインプラントとブリッジ(差し歯)の比較の事だと思いますので、この比較について簡単にご説明したいと思います。
ブリッジにした場合には、ブリッジの土台になっている歯(歯根がある歯)の負担がかなり大きくなりますので歯の寿命は短くなります。また、歯のない部分に磨き残しがたまりやすく、歯周病の原因になったり、口臭の原因になることがあります。
インプラントにした場合には、天然歯と比較しての違和感や、不自由さなどは特にはないかと思います。ブリッジと比較しても、隣の歯の負担はありませんので、隣の歯の寿命は短くはなりません。
参考になれば幸いです。

ライフデンタルクリニック/白川 哲也
2019.01.17

ご自分の歯根が残っていて差し歯が出来るのなら、高額な治療費をかけてインプラントにする必要はないかと思います。歯根が無くなって健全な両隣の歯を削ってブリッジにしないければならない、もしくは取り外しの入れ歯にしないといけないとなった時に初めてインプラントという選択肢を検討すべきかと思います。ブリッジとインプラント、入れ歯とインプラントという比較ならば利点、欠点をお話しすることも出来ますが、差し歯とインプラントという比較ならインプラントの方がお金も時間もかかるというぐらいしか思いつきません。かかりつけの先生の言われる『もったいない』という言葉どおりかと思います。

ますだ歯科医院/増田 啓太郎
2019.01.16