顔がムズムズ痒くなる…その痒み顔ダニの可能性あり!増殖を抑えるには?

2016.10.29 healthYuki Okamoto

顔ダニってなに?

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私たちの顔に住み着いている顔ダニは、大きく「ニキビダニ」と「コニキダニ」の2種類に分けられます。ダニと聞くとあまり良い印象はなく、体に悪影響を及ぼしそうなイメージがありますが、普段顔ダニは特に悪さをすることはありません。むしろ肌の表面にある無駄な皮膚を食べて、肌を細菌から守る役割などを果たしているんです。

顔ダニが増殖するとどうなるの?

そんな細菌から肌を守ってくれているダニたちも、増殖をして数が増えすぎることで肌に悪影響を及ぼしていまうんです。では、どんな症状が出てしまうのかを見ていきましょう。

1.痒みが出る

顔ダニの増殖が原因となる症状で、特に多いのが痒みです。痒みが出てしまうメカニズムはとても簡単です。先述のとおり、顔ダニは皮脂を食べてくれます。しかし、顔ダニには食べた皮脂を排出するという機能がないんです。

そのため、体に食べた皮脂がたくさん蓄積していきます。顔ダニは約14日間生きるとされていますが、死んだあと、その死骸を求めてバクテリアがあつまり、顔ダニの体に蓄積された皮脂や死骸のカスなどを散乱させながら、活発に活動します。その死骸とバクテリアに肌が反応を起こしてしまい、痒みを引き起こす原因になってしまうのです。

2.ニキビの原因にもなる

顔ダニが増殖してしまうと、それだけ14日間に顔ダニが死ぬ量というのも、もちろん増えますよね。それが原因で大量にニキビができてしまうこともあります。なぜニキビができるのかというと、顔ダニは厄介なことに毛穴に詰まった状態で死を迎えることが多く、毛穴を完全に塞いでしまい炎症を起こしてしまいます。

顔ダニが原因で、できるニキビには特徴があり、通常のニキビは芯のようなものがあり、爪などで皮脂を押し出すと、毛穴に詰まった皮脂が飛び出てきます。しかし、顔ダニが原因の場合は、皮脂が詰まっている状態ではないので芯はなく、黄色ではなく赤く腫れるという特徴があります。

3.乾燥する

顔ダニは皮脂を餌として増殖するため、顔ダニが過剰に増殖してしまうことで、多くの皮脂が顔ダニの餌になってしまうため、肌の乾燥を引き起こします。さらに、顔ダニが増殖しすぎることで、皮脂を食べる際に肌を傷つけてしまうこともあり、肌あれを引き起こす原因にもなります。

顔ダニの増殖を防ぐには?

1.脂性肌を改善する

顔ダニの増殖を防ぐには、やはり餌となる皮脂の分泌を制御しなければなりません。皮脂を過剰に分泌してしまう原因はさまざまですが、主に食生活やホルモンバランスが深く関係していると言われています。油っぽいものばかりを食べてしまっているとその分皮脂も増え、顔ダニが増殖してしまう可能性もあるので、野菜中心の食生活を心がける必要があります。

また、ホルモンバランスが乱れることで、皮脂腺を過剰に刺激してしまい、皮脂の分泌量が多くなってしまうこともあります。ホルモンバランスを整えるには、まずは生活習慣の乱れを改善することがとても大切です。ホルモンバランスが整うことで、皮脂腺を過剰に刺激することがなくなり、皮脂の分泌量も正常化できるので、顔ダニの増殖を阻止することができます。

2.正しく洗顔する

皮脂の分泌量が多少多かったとしても、正しく洗顔をすることで顔ダニの増殖を抑えることができます。しかし、洗顔後放置してしまうと、肌の水分が蒸発してしまい、肌が乾燥してしまい、肌の乾燥を防ごうとして、肌はまた大量に皮脂を分泌していまいますので、しっかりと保湿をしましょう。

3.ステロイドを顔に塗らない

なかには美容目的で、薬剤であるステロイドを顔に塗ってしまっている人もいますが、ステロイドは長期間にわたり使用を続けることで顔ダニを増殖させてしまう副作用が出ます。さらに、ステロイドの長期使用は、ニキビの原因にも、顔の赤みの原因にもなりますので、極力控えた方がいいでしょう。

あなたの顔の痒みは大丈夫ですか?

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このように、顔の痒みは顔ダニの増殖が原因で起きている可能性もあります。みなさんの顔の痒みは大丈夫ですか? 赤いニキビなどが一緒にできてしまっている場合、顔ダニが原因になっていることが多いので注意して、洗顔を徹底して行うようにしましょう。

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