顎関節症は20代女性に多い!トラブル解消で左右のバランスが良い美人顔に!

2018.12.11 healthYUKI

顎関節症は若い女性に多い!

頬を押さえる女性

顔のバランスが崩れてしまう恐れもある顎関節症は、調査によるともっとも多く罹患しているのが20代前半の女性です。約40%の人が口を大きく開閉した際に「顎から変な音がした」経験があるそうです。さらに、口を大きく開閉した際に実際に顎に痛みがあると答えた人は、10代後半の女性がもっとも多く、約12%の人が痛みを訴えています。

顎関節症を発症しやすい人は10代後半から20代前半で、しかもその多くが女性です。みなさんは口を開閉したときに顎から変な音がしたり、実際に痛みを感じたりした経験はありませんか?もし心当たりがある場合は、顎関節症の疑いがあるので、早めに医療機関に罹ることをおすすめします。

顎関節症になると顔面が歪む?

歪む顔

顎関節症は長期的に症状が続いた場合、まず顎が歪み、そして顔全体の歪みに発展することがあります。口角の高さが左右で変わってしまったり、目尻や耳の高さにまでも影響が出ることがあるそうです。若い女性が発症しやすいという調査結果が出ていますが、10代後半~20代前半の女性は特にこれからおしゃれを楽しみたい年代。そんなときに大切なお顔のバランスが崩れるようなことは、絶対に避けたいところです。

また、顎関節症においてもっとも歪みを生じやすく、左右非対称になりやすいのは当然ながら顎になります。最悪の場合、顎の骨自体が変形してしまい、左右のどちらかに突き出してしまうこともあるそうです。すでに骨が変形している場合、自然に改善することは期待できないので、外科手術が必要になることもあります。

顎関節症の治療法や緩和処置

その1:口腔外科で手術を行う

オペ

症状があまりにも重篤化した場合は、外科的な手術が必要になることもあります。顎関節症の手術では、口腔外科でパンピング療法という手術を行います。パンピング療法は顎に注射針を刺し、生理食塩水を注入し関節の洗浄を行う方法が一般的です。パンピング手術で改善がみられない場合は、開放性関節手術という処置を行います。皮膚を切開して、変形が見られる顎の関節の一部を直接削り取る大手術です。体に負担はかかりますが、手術そのものは比較的簡単で、成功率も高いと言われています。しかし、骨を削り取ってしまうので、しばらく安静が必要です。

その2:顎のストレッチをする

驚く女性

初期の状態なら、顎の軽いストレッチをするだけでもバランスの改善が見られることもあるそうです。ストレッチをすることで顎周辺の筋肉が柔らかくなり、口の開閉で顎の関節にかかる力を和らげることができます。しかし、中期や末期の際に顎のストレッチを行ってしまうと悪化する原因にもなるため、注意が必要です。

ストレッチの方法は、とても簡単。下顎を左右、前後にスライドさせ「しゃくれ」をあえて作り出すだけ。顎をゆっくりと回すように、しゃくれさせます。すると顎の筋肉がほぐれるので、顎への負担が軽減できるのです。また、予防にも適しているので、毎日15秒×3セットを繰り返し行うとよいでしょう。

その3:噛み癖をなくす

仲の良い女性

顎関節症は噛み癖によって発生することがあります。噛み癖とは、食べ物を噛んだときに左右のどちらか一方のみを使い噛むという癖です。これは無意識に肩や首などの筋肉の緊張を作り出し、この状態が続くと顔面が徐々に歪みます。そのため、噛み癖が原因の場合はそれを止めることで顔の歪みの解消解消が期待できます。

顎関節症は誰もがなるリスクを抱えている

硬い物を食べる習慣が減った現代人は、顎関節症になるリスクが高いと言われています。特に顎の骨が小さく、細く、柔らかい10代後半~20代前半までの女性は、実際に顎関節症になっているという人も少なくありません。初期段階の場合はストレッチの徹底や噛み癖をなくすことで、症状緩和が期待きますので、「少しでもおかしいな?」と思ったときは、一度、口腔外科を受診して早期治療に努めましょう。

あわせて読みたい

レコメンド

関連記事