あなたのコミュニケーション能力は?苛立たせる話し方と好意を持たれる聞き方
他人を苛立たせる話し方とは?
誰でも他人を苛立たせてしまう話し方をしていることがあります。以下のポイントに注意して、会話のキャッチボールを楽しみましょう。
話が長いのにオチがない
女性によくある話し方ですが、話が長いわりにオチがないのは、聞き手をイラつかせる可能性があります。脳の構造の違いから男性は、話に「起承転結」をつくる人が多いので、せっかく聞いていた話にオチがないとかなりイラつくことがあるようです。
「それで、オチはないの?」と尋ねると……女性は「聞いてもらいたかっただけよ」と答えることがありますが、これはいわゆる自己満足です。自分が話して自分だけ満足するに留まるので、話の内容うんぬんの前に、コミュニケーションをとる気があるのか……という話になってしまいます。
はっきりしない口調
モゴモゴとした口調で話す人は、聞き取りづらさから相手をイラつかせてしまうことがあります。これは、年齢や性別に関係ありません。老若男女、誰にでもあり得ることです。話をしているとよく聞き返される、もしくは聞き流されてしまうという人は、一度、スマホのボイスレコーダー機能などを使って自分の会話を録音してみましょう。発音や声の大きさなどが明瞭でないと相手には聞く気が起こらず、イラつかせる可能性があります。
自分の話にすり替えてしまう
相手の話を取り上げて自分の話を始めてしまう人、みなさんの周りにもいませんか? そのような人の口癖は決まって「オレなら~」「私なら~」です。せっかく気持ちよく話していたのに、パッと他の話にすり替えられてしまっては、面白くないですよね。口をはさんで相手の話を途中で遮ってしまうことを「話の腰を折る」と言いますが、会話はキャッチボール。自分が話したい気持ちもわかりますが、相手の話を聞くということも大切です。
他人に好意を抱かれる聞き方
他人との話し方について思い当たる節がある場合は、ちょっとした気持ちの入れ替えで周りに自然と人が集まるようになるでしょう。会話スキルが上達したら、次は聞くスキルを上げましょう。人に好意を抱かれる聞き方について解説をしていきます。
相手に興味を持つ
これは話し方の基本にもなりますが、まず相手に興味を持つことが大切です。誰にとっても興味のない相手の話を聞くのは難しいです。この人は、どんな人なのだろう? どんなことを良いと思い、悪いと感じるのだろう?――など、相手に興味を持つことができれば、自然にその人への質問が、頭の中に出てきます。まずは相手に興味を持つ努力をしてみましょう。
相手のテンションに合わせる
話を盛り上げるために必要なのは、テンションです。例えば相手がすごく興奮した様子で「今日、○○なことがあったんだ!」と話しかけてきたら、話を聞いている側も「ホント!? すごいじゃん!」のように、相手にテンションを合わせるとよいでしょう。
自分と相手のテンションが不一致だと「つまらない人だな……」とか「面白くなかったかな」と思われてしまい、会話は続きません。これは、喜ばしい話でもバカバカしい話でも悲しい話でも、応用できます。普段から相手のテンションに合わせるトレーイングをしてみましょう。
話し方を変えるためには自分が変わる必要がある!
話し方や聞き方をガラッと変えるのは、簡単ではないかもしれません。コミュニケーション方法は、性格の違いや育った環境の影響を受けていてカラダに染みついているものだからです。幼いころ自分の話を聞いてもらえなかった人は、それが当たり前になっていることもあれば、逆に「もっと話を聞いてもらいたい」と思うこともあるでしょう。声や発音にコンプレックスがあって自信がない人は、会話が不明瞭になることもあります。
でも、コミュニケーションを円滑にしたい! もっと会話を楽しみたい!と思っているなら、自分の殻を打ち破る必要があるのです。今回、自分の話し方が人をイラつかせる原因になってしまっていた人は、ぜひ自分の殻を打ち破って、一歩を踏み出してみましょう。