お悩み相談
補助的に使用するのが好ましいです。
リステリンなど一般的に市販されているうがい薬は、実験でシャーレの中の細菌にかけるととても高い殺菌効果を示します。
しかし、実際のお口の中はシャーレとは違い歯周病菌がいる「歯周ポケット」はとても狭くて深い場所ですし、細菌自体が薬剤が浸透しにくい「バイオフィルム」というものを作っているので効果的には作用しません。
一方で、歯ブラシできちんと歯周ポケットからバクテリアを掻き出し、仕上げとしてお口の中に浮遊している細菌をやっつけるという意味合いで使うと効果的です。
一番効果的な歯周病予防は、専門家にトレーニングしてもらった「ブラッシング方法」を毎日実践することです。
歯周病専門医 福嶋太郎
- 福嶋歯科医院/福嶋 太郎
- 2017.02.20
歯周病は歯に付着する細菌が原因となって引き起こされるものです。歯周病を予防するためにはいかに歯に細菌を付着させないか、つまりいかに歯磨きが出来ているかが鍵となります。
大切なことは、
①適切な歯磨きの方法を知っていて実行できていること
②歯石の付着がないこと
③歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境目にある溝が浅くコントロール出来ている
④定期的に歯医者さんでお掃除している
以上のことが大切となります。これらを行いながらリステリンを使用していることは非常に効果があると言えます。しかし、歯磨きができていなければ歯の表面に歯周病の原因となる細菌はかたまりとなって付着しています。その状態ではリステリンの効果は少ないと思います。
しかし、歯みがき+洗口液は良い心がけですし、ぜひ行っていただきたいと思います。
リステリンは少々アルコールがきつい洗口液ですので、使いすぎには注意してください。
- たんぽぽ歯科・矯正歯科/吉用 卓
- 2016.12.28