間違った歯磨きで知覚過敏に!?歯の表面を覆うエナメル質が傷つく要因

2018.11.20 healthYUKI

知覚過敏を招く歯磨きの仕方とは

ほとんどの方が毎日歯を磨いているとは思いますが、正しいやり方で磨けているかは怪しいところ。磨き残しの懸念だけでなく、強くこすり過ぎてエナメル質を傷つける要因になっていることも珍しくありません。知覚過敏を引き起こす歯磨きの仕方としては以下の3つが挙げられます。

その1:力を入れて磨く

ブラッシング

歯磨きは毎日行うケアです。そのため、歯は毎日のブラッシングの影響を受けやすいと言えます。特に毎日力を入れて洗い続けることで、歯が徐々に傷つき削れていくため、通常剥がれることがないエナメル質も剥がれ落ちてしまう恐れがあります。

その2:研磨剤が含まれた歯磨き粉を使う

歯磨き粉

適切な力加減で歯磨きを行っていたとしても、歯磨き粉に研磨剤が含まれている場合、歯を傷つける恐れがあります。特に粒度が粗い研磨剤は、まるでシンクを洗うクレンザーのように歯の表面を磨きながら、ステイン汚れを掃除します。一見するとステイン汚れのみを掃除できているように感じても、実際は歯の表面のエナメル質を徐々に削りながらブラッシングを行っています。

その3:毛が硬すぎるブラシで洗う

歯ブラシ

市販されている歯ブラシの毛には「やわらか」「ふつう」「かため」などの硬さがあります。この硬さは、一般的なブラッシング圧で磨いている場合、「ふつう」を選べば特に問題はありません。しかし、ブラッシング圧が強い場合「ふつう」の硬さを選んでいたとしても、歯の表面を傷つけてしまうこともあります。また、毛の硬い歯ブラシは歯の表面をしっかりと洗いキレイにしてくれますが、それと同時にエナメル質を削ってしまい、知覚過敏を招くこともあります。

エナメル質が傷つきやすくなるのは酸が要因?

オレンジ

歯の表面を覆っているエナメル質は、歯磨きで剥がれてしまう他にも傷つきやすくなる要因があります。それは酸に極めて弱いことです。酸は虫歯菌が糖分をエサにすることで発生する他にも、普段の食生活でも酸が大量に含まれている食べものがたくさんあります。

たとえばグレープフルーツ。ある歯科医院の症例では、グレープフルーツを3ヶ月以上毎日食べたという人の歯が、象牙質はもちろん、象牙質の下の神経までもが完全に溶けた状態になってしまっていたそうです。一見すると体によさそうなグレープフルーツですが、長期的に食べ続けてしまうと歯に悪影響を与えてしまうこともあるそうです。知覚過敏でお悩みの方は、酸を含む食べものを極力控えた方がよいでしょう。

おすすめの知覚過敏用歯磨き粉「シュミテクト」

シュミテクト

知覚過敏用歯磨き粉と言えば、超ロングセラー商品でありHa・no・neでもインタビュー取材をさせていただいた「シュミテクト」です。みなさんもテレビCMなどで一度は目にしたことが製品ではないでしょうか。フッ素が配合されていて、ミネラルとエナメル質を結びつけ、歯を強く健康な状態で保ってくれます。もちろん、知覚過敏だけでなく、虫歯や歯周病などの予防も期待できるので、いわば万能型歯磨き粉です。知覚過敏でお悩みの方は、ぜひ使用してみてください。

知覚過敏は歯磨きがとても大切!

知覚過敏は歯磨きの仕方によっては改善するどころか、歯を傷つけて悪化させてしまうことがあります。そのため、まずは知覚過敏であることを自覚したうえ、自分の歯磨き方法を過信せずに正しいブラッシングを覚えることが不可欠です。もし、歯がしみるなどの症状が出た場合は、早めに歯科医院に相談するようにしましょう。

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