みんなは何を参考に歯医者さんを選んでる?重視している情報は? 歯科タウン意識調査
来院患者のデータも参考に自分に合った歯医者さんを選ぼう!
「来院患者データについて意識調査」 調査概要
調査期間:2025年03月03日~2025年03月31日
調査方法:歯科タウンから歯科医院予約をしたユーザーへアンケート
有効回答:335サンプル
対象地域:全国
調査対象:歯科医院を探している患者さん(男女)
診療内容と診療時間・休診日を事前に知りたい人が60%以上
Q.歯科医院を選ぶ際に、事前に知りたい情報は何ですか? ※複数選択

初めて行く歯医者さんを選ぶときに、事前に知っておきたい情報として最も多く回答を集めたのは「診療内容」でした。歯医者さんに行っても、自分が希望する治療に対応していなければ、また別の歯医者さんを選ばなければなりません。そのため、希望の治療を受けられるか、診療内容を事前に知っておきたいと考えるのは当然だと考えられます。
また「診療内容」と並び、6割を超える人が「診療時間・休診日」と回答しています。治療を受けるときにも、メインテナンスを受けるときも、歯医者さんには定期的に通うこととなります。そのため、自分のスケジュールで通える歯科医院であるかどうかも、歯医者さん選びの重要なポイントになるでしょう。
そのほか「口コミ・患者の評価」と回答した人も49.0%に上り、実に半数近くの人が、実際に治療を受けた人の評価を確認しておきたいと回答しています。
また、「医師やスタッフのプロフィール・経歴」、「実際の症例・ビフォーアフター写真」、「来院患者の年齢層や男女比」については、いずれも20%以下の回答となっており、これらの情報を重視して歯科医院を選ぶ人はそれほど多くないようです。
意外にも7割超の人が来院患者データの活用に前向き
Q.歯科医院のウェブサイトに、来院患者データ(年齢層・男女比・治療内容の割合など)が掲載されていたら、参考にしますか?

先の質問では、歯医者さん選びの際に「来院患者の年齢層や男女比」を重視する人は少数派でした。では、歯医者さんのウェブサイトや歯医者さんを紹介するサイトに、来院している患者さんにどんな人が多いのか、どの治療を受ける患者さんが多いのか、患者さんの年齢層や男女比、治療内容の割合などに関するデータが掲載されていた場合、参考にする人は多いのでしょうか?
その結果なんと「とても参考にする」と回答した人が19.7%、「まあまあ参考にする」と回答した人が54.0%となっており、合わせると約73.7%もの人が参考にするという結果になりました。
これは興味深い結果です。歯医者さん選びの段階では積極的に求める情報ではないものの、目の前に提示されれば多くの人が「参考になる情報」として活用したいと考えているということが分かります。
Q.来院患者データが掲載されていた場合、どのような情報が特に役立つと感じますか? ※複数選択可

来院患者データを参考にしたいと回答した人に、さらにその理由を深掘りして聞いてみました。その結果、「治療科目の割合」が参考になると回答した人が84.2%に。自分が希望する治療を受けている患者さんが多い場合、その歯医者さんは該当する治療の実績も豊富だと考えることができます。そのため、歯医者さんが施術している治療内容の割合を事前に確認しておくと、安心して治療を受けられると考える人が多いのではないでしょうか。
また、男女比のデータを気にする方は6.9%と少数でしたが、患者さんの年齢層の割合を気にする人は26.9%となっています。年齢によって受けたい歯科治療の内容は変わってきます。たとえば、10歳以下の子どもの来院が多い歯医者さんであれば小児歯科、中高年の患者さんが多い歯医者さんであれば歯周病の治療実績が豊富にあると考えられるでしょう。そのため、自分に近い年齢の患者さんが多く通う歯医者さんだと安心だと思う人が多いのかもしれませんね。
「通いやすさ」と「口コミの評価」が歯医者さん選びのポイントに!
Q.歯科医院を探す際に、最も参考にする情報源は何ですか?

歯医者さん選びで一番参考にされている情報源は「歯科医院の公式ホームページ」でした。37%の人は、歯科医院の公式ホームページを参考にしていると回答しています。公式ホームページには、治療内容や診療時間・休診日など、知りたい情報がまとまっています。また、診療時間や休診日は変わる可能性もあるため、公式な情報を見た方が安心という人も多いのではないでしょうか。
そのほか「知人や家族の紹介・口コミ」を参考にすると答えた人も24.5%という結果に。やはり、身近な人からの評価は安心につながるのでしょう。
さらに、ここで注目したいのが歯医者さん選びにおけるインターネット上の情報の役割です。歯科医院の公式ホームページに加え、Googleマップの口コミ・評価、口コミサイト・比較サイト、SNSを選択した人の割合は、74.4%にも上っています。多くの人がオンラインの情報を活用して歯医者さん選びをしていることが分かります。
Q.歯科医院を選ぶ際に、どのようなポイントを重視しますか? ※複数選択可

最後に、歯科医院選びで最も重視するポイントを聞いてみました。その結果「立地・通いやすさ」の回答が79.4%と最多に。歯医者さんへの通院が1回で終わることはほぼありません。家や職場から通いやすい場所にあるということは、通院を続けるうえで大きなポイントになるでしょう。
また、「口コミや評価の良さ」を重視する人も約半数となっており、特に歯科医師やスタッフの対応をチェックする人が多いようです。やはり、何度も通う歯医者さんだからこそ、歯科医師やスタッフの対応は気になるところですよね。
そのほか「院内の清潔さや雰囲気」、「治療の専門性」、「治療費の価格帯」などを参考にする人も多いようです。院内の清潔さや雰囲気、治療費の価格帯などは、公式ホームページに掲載されていることも多いため、診療時間や休診日などを調べる際に同時に参考にすることができるでしょう。
基本情報に加えて、来院患者データも判断材料のひとつに

今回の結果から、歯医者さんを選ぶ際には、通いやすさや口コミなどの評判を重視する人が多いことが分かりました。通いやすさに含まれる立地や診療時間などの基本情報は歯医者さんの公式ホームページでチェックできますが、身近な人からの口コミやインターネット上の口コミを参考にする人も非常に多いようです。
一方で、今回の調査で興味深かったのは、来院患者データに対する反応の違いです。最初から積極的に求める人は少ないものの、実際にデータが提示されれば7割以上の人が「参考にしたい」と回答しました。特に治療内容の割合については8割以上の人が参考になると感じており、歯医者さんの得意分野や実績を判断する材料として活用できることが分かります。
歯医者さん選びは、立地や口コミといった基本的な情報が重要なのは間違いありません。しかし、それらの情報に加えて、来院患者データという客観的な指標も判断材料のひとつとして活用することで、より自分の希望に合った歯医者さんを見つけられるかもしれませんね。
歯科タウンでは、歯科医院ごとに「来院患者の年齢層・男女比・診療科目の割合」などのデータも掲載しています。ぜひ、次回の歯医者さん選びに活用してみてください!