口唇ヘルペスはなぜ再発を繰り返す!?症状が気になる際の対処法

2018.09.19 health小日向 睦

口唇ヘルペスってどんな病気?

唇美容の大敵である口唇ヘルペスの症状は、チクチクしたりヒリヒリしたりする程度の若干の違和感から始まります。そこから徐々に赤く腫れあがり、水ぶくれができその後に破れることでぐじゅぐじゅになります。回復時には乾燥して元の状態に徐々に戻りますが、一回できてしまった口唇ヘルペスが、再発した経験はありませんか?

実は口唇ヘルペスはウイルス感染によって症状が発生しますが、ウイルスは常に唇に潜んでいるので、一度口唇ヘルペスを発症すると繰り返すことが多いのです。感染経路としてはウイルスにへの接触になりますが、感染力が強いのでウイルスを持った人が使ったグラスを使用するなど間接的な接触だけでも移るケースもあります。

口唇ヘルペスの正しい治し方

口元にポインター

口唇ヘルペスでもっとも重要なのが早期治療です。チクチクしてきた、ヒリヒリしてきたなどの軽い違和感を覚えた場合は、すぐに治療しましょう。しかし、仕事の休みがなくて、なかなか皮膚科に通えないときもあると思います。そんなときは市販の塗り薬を使って治療しましょう。市販薬は口唇ヘルペスに効果的な優秀なお薬がたくさん出ていますが、中でも「アクセナS」は口唇ヘルペスの薬として多くの人が利用しています。

市販薬「アクセナS」
アクセナSは口唇ヘルペスならアクセナSと言われるくらいメジャーな商品で、抗ウイルス剤が配合されている強力な薬です。主に以下の効果があります。

・ウイルスのDNAの複製を阻害
・ヌクレオチドの生成を制御
・ウイルスとタンパク質との合成を阻害

つまり、口唇ヘルペスのウイルスが活性化するのを抑えて、ウイルスDNAの複製を阻害し、増幅するのを阻止する効果があります。そのため、早期に使用するほど効果が高いと言えます。

口唇ヘルペスは完治する?

仕事机で寝る女性

一般的に完治はしないと言われている口唇ヘルペスですが、その要因はウイルスの種類によります。口唇ヘルペスは「潜伏感染ウイルス」という少し特殊なウイルスで唇の神経細胞に潜んでいます。そのため、普段隠れているウイルスを完全に死滅させる薬は現時点ではないというのが現状です。そのため、再発を防ぐことがもっとも重要になります。

再発防止のために意識すべきことは体の免疫力の向上です。心当たりはありませんか?口唇ヘルペスができるのは、決まって疲れている時や体調が悪い時のはずです。普段、私たちの体ではウイルスや細菌に攻撃されないように免疫という防衛システムによって守られています。しかし、体調を崩したり、疲れていたりする時は、その防衛システムが手薄になってしまっている状態であり、普段は潜んでいる口唇ヘルペスのウイルスが体に攻撃を仕掛けてくるのです。

その結果、防衛システムよりウイルスの猛威が上回ることにより、口唇ヘルペスの症状を発症します。ここで大切なのは、いかに免疫力を高められるかということです。免疫力を高めれば、口唇ヘルペスのウイルスが攻撃を仕掛けてくる隙がなくなるため、症状が現れにくくなります。

免疫力を高めるためにすべきこととは?

爽やかにジョギングする女性

体をウイルスから守るために、免疫力を高める手っ取り早い方法としてはとにかく体を温めることが挙げられます。免疫力について述べていますが、正確には白血球の働きが重要です。白血球は血液と一緒に体内をぐるぐると巡回するようにして体を守ってくれています。

しかし、体調不良や疲れにより体が冷えてしまうと、血流が悪くなり白血球の動きが鈍くなり、ウイルスの攻撃を受けた際に、素早く対応することができずに症状として現れます。

免疫力を高めるためには、さまざまな方法ありますが、バランスの良い食生活や適度な運動が効果的です。食生活はニンニクやショウガ、トウガラシなどの体を温める食べ物を積極的に取り入れると、血流がぐんと上がるので免疫力も高まります。運動は20分間ジョギングをするなど、適度な運動を継続的にするのが良いでしょう。筋肉がつくと体温を維持しやすくなるので免疫力もアップします。

口唇ヘルペスは体質改善で再発防止が期待できる

このように、口唇ヘルペスは潜伏感染ウイルスによる感染症なので、ウイルスが潜伏している限り、完治させることはできません。そのため、早期治療がとても大切で、一時的に症状がおさまったとしても、再発を防止することが重要になります。口唇ヘルペスでお悩みの人は、免疫力を高める方法を試し、治療をしながら再発防止に努めるようにしましょう。

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