もう聞き取れないなんて言わせない!滑舌を改善する究極のトレーニング方法!
滑舌の悪い人は2つのタイプに分類される
一口に滑舌が悪いと言っても、その原因は実は1つではありません。滑舌の悪い人には2種類のタイプがあると言われています。「話が聞き取りづらい」と指摘される人は、まず自分がなぜ滑舌が悪いのか、そのタイプをしっかり把握することが大切です。
タイプ1:単に発音が下手なタイプ
人それぞれにさまざまな癖があるかと思いますが、それはしゃべりにおいても例外ではありません。発音が下手な人もしゃべり方の癖が原因の可能性があります。しかし、その場合はトレーニングで正しい発音の仕方を癖づけることで、ある程度の改善が期待できます。
タイプ2:筋力不足で舌が正しく動いていないタイプ
あまり意識していない人も多いかもしれませんが、舌も筋肉で構成されています。そして、人はしゃべる際に舌の筋肉を動かして発音しているため、筋肉が弱まることでしっかりと発音できなくなるのです。よく高齢者の方のしゃべりが聞き取りづらいことがありますが、それは典型的な舌の筋力不足です。
ちなみにこのタイプの見分け方は簡単!舌をくるりと左右に回転させて、その後に裏返しにします。そして、そのままの状態を10秒間キープしてください。もしこれができない場合は舌の筋力不足の恐れがあるので気をつけましょう。
滑舌の改善が期待できる3つのトレーニング
滑舌の悪い原因となるタイプを把握できたところで、いよいよ改善が期待できるトレーニング方法を紹介します。「発音がうまくできない」という自覚がある人は以下の3つのトレーニングを実践してみてください。
トレーニング1:1人カラオケで猛特訓する!
単に発音がヘタな人は、正しい発音を癖づけする必要があります。そこでおすすめのトレーニング方法は「1人カラオケ」です。滑舌の悪いと自覚がある人にとって、カラオケはあまり行きたい場所ではないかもしれませんが、実は歌うことが滑舌の改善につながるのです。
歌うことには「発音」や「リズム」など、おしゃべりをする際に不可欠な要素が含まれています。リズムが速くなると途端に発音が怪しくなる人がいるので、どんなテンポでもついていけるように頑張って歌う練習をしてみましょう。するとおしゃべりの際もスムーズな発音をしやすくなります。
トレーニング2:舌回しトレーニングを取り入れる!
舌の筋力不足で滑舌が悪くなっている場合は、「舌回しトレーニング」がおすすめです。舌回しトレーニングはアナウンサーら聞き取りやすい発音が重要となる職業の人も実践しているトレーニングで、下の筋肉を効果的に鍛えるのには最適だと言えます。
舌回しトレーニングのやり方はとても簡単!お口を閉じて舌で歯ぐきを沿うように回転させるだけ。これを「時計回り」、「反時計回り」を各20回ずつ毎日行いましょう。「それだけで良いの?」と思うかもしれませんが、1日に計40回舌を回転させるのはかなりキツイ運動です。たったこれだけでも十分な効果を発揮してくれることでしょう。
さらに、舌回しトレーニングは舌だけでなく口元にも筋肉がつくので、顔の歪みの改善やほうれい線を目立たなくすることも期待できます。
トレーニング3:声が出やすい姿勢トレーニング!
単に発音が下手な人と舌の筋力不足の人。その両方の人に共通する対策としてアドバイスできることが、「姿勢を正すこと」です。現役アナウンサーを見てもわかるように、発音がきれいな人は姿勢もピンとしていて常にシャキッとしています。
姿勢に関して特に注意する必要があるのはデスクワークの人です。普段パソコンの画面をずっと見ていると、つい猫背になってしまいがち。しかし、猫背は首が前に出ている状態なので、気道が遮られてしまい、発音してもしっかりとした音が出にくい状態です。そのため、姿勢を正すことは、発音の良し悪しに大きく関係すると言えます。
デスクワーク中心の業務の人は、普段から姿勢を正すことを意識してください。発音をキレイになる姿勢は「肩の開き方」と「顎の位置」がポイントです。しっかりと肩を開いて、顎を引くことを癖づけられれば、先ほど紹介したトレーニングの成果を発揮できるでしょう。
これでもう滑舌が悪いなんて言われない!
今回は滑舌を良くする方法を解説しました。紹介したトレーニング方法を継続的に実践すれば、少なからず滑舌の改善が見込めるはずです。滑舌のせいでおしゃべりが苦手な方は、とても切実な悩みなのに周りの人に笑われたり、バカにされたりして、かなり傷ついている方も多いかと思います。なので、トレーニングを行うことで滑舌を改善し、笑っていた人たちを見返してやりましょう!