子どもの歯に良いのはあの食べ物!?虫歯にならないおやつの選び方とは?

2018.11.12 health栞子

知っておこう!虫歯になりやすいおやつ・そうでないおやつ

一口におやつと言ってもその種類は多様に存在します。そのため、それぞれの味や形状、特徴、成分もさまざまです。そのため、特に子どもが小さく自身できちんと歯のケアができないうちは、親御さんがそれぞれのおかしの特徴を把握したうえで与える必要があります。虫歯になりやすいおやつ、そうでないおやつにはどんな特徴があるのでしょうか?

キャンディ・グミ類は虫歯になりやすいので要注意!

キャンディー

もっとも虫歯になる危険性が高いと言われているおやつは、実はキャンディやグミ類です。特にキャンディ類の中でも水飴のような粘着性の強いものは、歯と歯の間にこびりつき、歯磨きをしただけでは取れにくいケースもあります。グミの場合は柔らかめのものではなく、硬めでパウダーなどがついているタイプが要注意。細かいパウダーが歯の隙間に入り込み、取るのがとても困難になるようです。

キャンディの主成分と言えば糖分。糖分は虫歯菌の大好物で、歯と歯の隙間に入り込んだキャンディの糖分をエサにして酸を生み出すことで虫歯の原因となります。もし、これらのタイプのキャンディを与えたのなら、その後に必ず歯磨きをさせるようにしましょう。また、歯磨きでは落とすことができていない可能性もあるので、歯間ブラシなどを使い歯の隙間を掃除することも同時に心がけることで、虫歯予防につながるでしょう。

ドーナツ・クッキー類も虫歯リスクが高いおやつ

ドーナツ

ドーナツやクッキー類も虫歯になるリスクが高いおやつの代表です。ただ、その危険性はキャンディやグミ類より多少は低いと言えます。その理由は粘着性が低いためです。ドーナツやクッキー類も糖分が多く含まれていますが、フワフワやサクサクのタイプは歯の間に挟まることはあっても、歯磨きをしっかりとすれば落ちることがほとんどだと言われています。

ただし、正しい歯磨きの仕方を覚えていないような子の場合は、歯の間にドーナツやクッキーのカスが残りやすいため、虫歯になる可能性があります。そのため、お父さん・お母さんがしっかりと歯磨きの仕方を子どもに反復して教えてあげて、磨き残しがなくなるように心がけることが大切です。

実はケーキ・シュークリーム類の安全性は高め

ケーキ

ケーキやシュークリーム類といったおやつは、一見虫歯になりやすいように思いますが、実は先に紹介したキャンディ・グミ類やドーナツ・クッキー類に比べると安全性が高いおやつです。その理由は歯と歯の間に挟まりにくく、さらにクリーム系なので、そのカスが口の中に残りにくいためです。また、粘着性もほとんどありません。

しかし、油断は禁物。当然ながらケーキやシュークリームの主成分は糖分。虫歯菌の大好物です。クリーム系で口の中に残りにくいため比較的安全性が高めでも、なるべくおやつを食べたら歯磨きを徹底させた方が良いでしょう。また、殺菌成分のポリフェノールが多く含まれている紅茶などを一杯飲ませてあげると、虫歯菌の増殖を抑えられるので、虫歯予防につながります。

虫歯になりにくいおやつはズバリおせんべい!

おかき

虫歯になりにくいおやつはズバリおせんべい!おせんべいは歯に悪いどころか、歯の健康に良いおやつです。その理由と言えるのがその硬さ。歯ごたえがあり、よく噛むことで唾液がたくさん出ます。唾液には殺菌効果のある成分が含まれていて、口腔内を清潔に保つ作用があります。

また、糖分も含まれていることもありますが、基本的にはおせんべいは塩分と醤油。虫歯菌の好物である糖分を口の中に残さないことで、虫歯になるリスクは低くなります。おせんべいを食べているときに一緒に飲みたくなる緑茶にも、ポリフェノールが多く含まれているので虫歯予防につながりやすいと言えるでしょう。

おやつは粘着性がないものを選びましょう

虫歯になりやすいおやつの特徴は、「粘着性がある」「歯の隙間に入り込む」「糖分が豊富に含まれている」の3点です。子どもにおやつを与えるなら、基本的にこの3点を意識するようにしましょう。甘い物が大好きな子どもには、粘着性が少なく、なるべく歯の隙間に挟まりにくいものを選びましょう。そして、おやつを食べたあとは歯磨きなどの歯のケアを忘れずに行うよう、習慣づけることも大切です。

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