実は乾燥以外にも原因があった?唇の荒れの予防のための注意点

2018.10.19 health栞子

荒れ対策1:唇の汚れはしっかり落とす!

液体につかる女性

「保湿をしても、唇荒れを繰り返してしまう」という人は、唇の汚れが原因かもしれません。唇は食事を摂ったときやメイクをしたときなど、さまざまなシチュエーションで汚れることが考えられます。食事の際は一見汚れていないように見えても、成分が唇にこびりついたままになっていることもあります。特にトウガラシなどの刺激が強い食べ物が唇に付着したままだと、ガサガサになってしまうこともあるのです。

メイクも同様でしっかりと洗い落としているという実感があっても、色が取れているだけで実際にはメイクの成分が唇に残っていることもあります。この場合も唇荒れを起こす可能性が考えられます。そのため、刺激の強いものを食べた後やメイクをした後は、唇の汚れをしっかり落とすことを心がけましょう。特に外出時などに毎回唇の汚れやメイクを落とすのは大変なので、その場合は、水を使って軽く唇を洗うだけでもOKです。こまめにケアして清潔な状態を保つことが重要です。

荒れ対策2:唇にかかる摩擦が荒れる原因に!?

口元をぬぐう女性

唇を清潔に保つことは大切ではありますが、反対に唇を洗う行為自体が唇の荒れを招くこともあります。たとえば、食後にティッシュなどで唇の汚れを落とそうとゴシゴシする行為は完全にNG。唇はとてもデリケートなので、ティッシュの繊維と唇の皮膚の間で摩擦が起きてしまい、それが原因で荒れることがあります。

また、クレンジング剤を使ってメイクを落とすときもゴシゴシと洗ってはいけません。特にスクラブなどが入っているクレンジング剤で唇を強く洗うと表面に小さな傷がたくさんできてしまうことも考えられます。そうした傷は乾燥や荒れる原因にもなります。洗顔をする場合は、スクラブなどが入っていない低刺激なクレンジング剤を使いましょう。

荒れ対策3:唇を舐める癖をなくす

舌舐めずりする女性

汚れや摩擦は唇にとって良くないことは何となく想像がつきますが、実は唇の乾燥を招く原因でもっとも多いのが「舌を舐める癖」です。乾燥していると思わず「ペロッ」と唇を舐めたくなりますよね。確かに一瞬だけは潤いますが、唾液はとても蒸発しやすい性質があるため、すぐに乾いた状態に戻ります。

さらに、一緒にもともと唇にあった水分も蒸発する可能性があります。するとより乾燥を招いてしまい、ガサガサな唇になってしまうのです。また、リップクリームを使っていたとしても、舐めることで落ちてしまうので注意しましょう。

唇を舐める癖は“平常心を保つための癖”とも言われており、緊張をしたときや不安なことがあるときなどにしがちです。それらを克服することが予防につながるかもしれませんが、癖はそう簡単に直るものではないので、改善には少し時間がかかるかもしれません。普段から常に気にかけるようにしましょう。

荒れ対策4:生活習慣の中に水分補給を

水の入ったコップを持つ女性

唇が荒れることが多い人は、水分がしっかりと摂れていない可能性もあります。体の水分が不足していると全身の血流が悪くなり、乾燥した状態になりがちです。角質が柔らかくて薄い唇は他の箇所よりもその影響を受けやすくガサガサと荒れだしてしまいます。人間の体は60%以上が水分でできているため、水分不足は致命的。1日に約2Lの水分が必要だと言われています。

唇を潤ったプルプルの状態に保ちたいなら、「朝、昼、晩」の3回に分けて、小まめに水分を補給すると効果的です。また、入浴前と就寝の際にはとても汗をかきやすいので、多めに水分補給をするようにしましょう。スポーツドリンクなどを飲むと、体は潤いますが、糖分の摂りすぎになってしまうので、バランスを考えて補給することが大切です。

日頃の意識の改善で理想の唇を手に入れよう!

唇の荒れ対策について解説しましたが、唇はとてもデリケートなことを改めて認識しましょう。汚れがしっかりと落ちていなかったり、水分が不足していたりすると、体質によってはすぐに唇に影響が出てガサガサになってしまうこともあるので、普段からの心がけが大切です。また、リップやワセリンなどでしっかりと保湿を徹底すると、さらに唇を良い状態に保ちやすくなります。ぜひ、みなさんも今回紹介した対策を実践して、理想の唇を手に入れましょう。

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