お口の病気にサヨナラ?強靭な歯ぐきを形成する3つの栄養素とは?
歯ぐきを強くする3つの栄養素とは?
歯ぐきは歯の土台となっており、お口の健康を守るうえでは歯ぐきを強くすることが不可欠です。では強靭な歯ぐきを育むためにはどんな栄養素を摂取すればいいのでしょうか?栄養素を含む食べ物とセットで紹介します。
その1:煮干し(カルシウム)で歯ぐきを強くする!
もっとも大切と言っても過言ではない栄養素は「カルシウム」です。歯ぐきと言えばピンクで柔らかい皮膚が特徴ですが、その大部分を支えているのは骨です。ピンク色の柔らかい歯ぐきの中には、実はガッシリとした太い骨が存在します。この骨が細く、脆くなってしまうと歯がグラグラするというトラブルが発生危険性もあります
そのため、まず土台となる歯ぐきの骨を丈夫にすることが先決です。骨を作るためのカルシウムは、普段の食生活で意識をして摂らなければ、1日に必要な量の摂取すらままならない場合もあります。そこでおすすめする食べ物が「煮干し」です。煮干しには豊富なカルシウムが含まれていて、おやつ代わりに煮干しを食べることで多くのカルシウムを摂取できます。強靭な歯ぐきの骨を形成するには最適です。
さらに、煮干しにはある程度の歯ごたえがあるので、唾液をたくさん分泌させます。唾液には口腔内を清潔に保つ作用があるため、虫歯や歯周病にもなりにくくなります。煮干しはスーパーなどで安く手に入れることができるので、効果的かつ経済的に歯ぐきを強化できる食材です。
歯ぐきの弾力を維持する牛すじ(コラーゲン)
次に重要になるのがコラーゲンです。コラーゲンは歯ぐきでいうとピンクのぷにぷに部分。弾力を維持するために必要な栄養素です。若年者の歯ぐきを見みると、ピンクのぷにぷに部分の弾力があり、とても健康的に見えますが、歯ぐきのコラーゲンも加齢とともに徐々に衰えるので、コラーゲンを摂取する必要があります。また、コラーゲンはカルシウムの結びつきにより強くなります。
そのため、カルシウムの摂取が不十分な場合、必然的にコラーゲンも自らを維持できなくなって歯ぐきが衰えてしまい、歯がぐらつくという症状が起こることもあるでしょう。そこでカルシウムの摂取と同時におすすめしたい食べ物が「牛すじ」です。牛すじには豊富にコラーゲンが含まれており、カルシウムと併用して摂取することで強靭な歯ぐきに近づくでしょう。
牛すじは「牛すじ煮込み」などにして食べると、美味しいので定期的に摂取することも可能です。
赤ピーマンでビタミンCの補給
そして、カルシウムやコラーゲンを統括する役割を果たす重要な栄養素が「ビタミンC」です。ビタミンCは、健康や美容に良いということは一般的によく知られていますが、実は歯ぐきの健康維持にも一役買っているのです。
その作用は、カルシウムとコラーゲンの結びつきを強めるもので、強い歯ぐきを作るための必須栄養素です。このビタミンCが十分に摂取できていない場合は、いくらカルシウムやコラーゲンを摂っても、それらを結びつけることができないので、結果的に無意味になってしまうこともあります。
ビタミンCが多く含まれている食べ物と言えば、レモンを思い浮かべるという人も少なくないと思いますが、レモン以上にビタミンが含まれている食べ物があります。それが「赤ピーマン」です。赤ピーマンのビタミンCの量は100gあたり170mg。この数字は、レモン果汁の約8.5個分にもなり、効果的にビタミンCを摂取することができます。
歯周病に負けない強靭な歯ぐきは食べ物から!
強靭な歯ぐきを形成するためには、「カルシウム」「コラーゲン」「ビタミンC」の3つの栄養素をバランスよく摂る必要があります。歯ぐきが敏感ですぐに血が出てしまい悩みの種になっているのであれば、今回紹介した食べ物を意識して食べて、強い歯ぐきを作る努力をしましょう。