間違っている人続出!正しい歯磨きのタイミングとは?

2017.01.26 beauty風間千秋

ベストタイミングは寝る直前!

歯磨き粉

歯磨きのベストタイミングについて、さまざまな説があるようですが、健康的な歯を維持するためには、ずばり「寝る直前」がオススメです。その理由は、就寝中は唾液の分泌量が極端に減少してしまうから。唾液は食べ物の消化を助ける役割の他にも、口内を殺菌して繁殖を未然に防ぐ役割も担っているのです。

では、唾液の分泌量が極端に減少している就寝中は、口内ではどのようなことが起きているのでしょうか。

唾液が減少すると、口内は乾燥した状態になります。すると虫歯菌や歯周病菌といった細菌の働きが活発化し、虫歯や歯周病が進行しやすくなります。口内に残った糖をエサに、虫歯などの原因になる酸を生み出してしまうのです。

これらのことから、唾液の分泌が極端に落ちる睡眠前こそが、歯を磨くベストタイミングと言えるのです。

朝の歯磨きも大切!

ブラッシング

ベストタイミングが寝る前ということは、朝の歯磨きもとても大切です。睡眠中に唾液の分泌が減少することで、虫歯菌や歯周病菌が増殖している状態だからです。朝起きてすぐに歯磨きをして、就寝中に増殖した細菌を洗い流しましょう。

起きた直後にそのまま朝食をとると、乾燥状態で菌が増殖し活動が活発化している口内に、菌のエサになる糖分を放り込んでいる状態。それでも「朝食を食べた後がいい」という方は、起きた直後にしっかりとうがいをしましょう。

お昼はどのタイミングで歯磨きすればいいの?

食べ残し

ランチ後に歯磨きをしている多くの方は、エチケットとして口臭や歯に付いた食べカスをとるために歯を磨いていると思います。しかし、実は昼食をとった後は、歯磨きを行う必要はないと言われています。

寝る直前と朝食後にすぐ歯を磨いていれば、虫歯や歯周病になるリスクを十分に抑えられるため、1日2回の歯磨きでも問題ないのです。

また、歯磨きをすれば口臭は消えるイメージがあるかもしれませんが、歯磨きをしすぎてしまうと、必要な唾液まで洗い流されてしまい、口内が乾燥状態になります。

朝に歯磨きをしてから昼食までの間、唾液によって口内を殺菌できていても、昼食後に歯を磨くことで殺菌効果が減少し、口臭を引き起こす原因となります。

昼食をとった後は、口内を清潔に保ちつつ適度に唾液が残るマウスウォッシュなどを使用するのもいいかもしれませんね。

ベストタイミングで歯を磨いて、健康的な歯を作りましょう!

口内環境をキレイに保つ秘訣は、寝る直前に歯を磨くこと。起きてすぐに歯を磨く習慣がない方は、就寝中に増殖した細菌を洗い流すためのうがいだけでも有効です。ちなみに、歯磨きのしすぎは、口内環境を乱す原因にもなりますので注意しましょう。みなさんも、これを機に一度磨くタイミングを意識してみてはいかがでしょうか?

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