皮膚がボコボコになる前にケアしましょう!顎ニキビのお手入れ方法

2017.03.07 beauty小日向睦

顎ニキビは内側からのケアが必要です

主に顎を中心として肩やフェイスラインなどにできることが多いニキビは、”大人ニキビ”とも呼ばれ、他の部分にできるニキビよりも治りにくい特長があります。その原因はカラダの中にあることが多いので、カラダの内側からニキビケアをしていくことが大切です。では、どのようなケアをすればよいのでしょうか?

1.そもそも皮膚科では治らない

顔の確認

顎ニキビの根本的な原因の一つに、ホルモンバランスの乱れがあります。女性は特にホルモンバランスが乱れやすく、生理周期の前後は女性ホルモンが乱れるので、大人ニキビが発生することが多いのです。

ホルモンバランスが乱れると、肌のバリア機能が著しく低下、さらに必要以上に皮脂が発生することで、毛穴を詰まらせてしまいます。この場合、ホルモンバランスを整えることが改善につながるので、皮膚科では治らないことが良くあります。

生理前に顎にニキビができやすい人は、皮膚科ではなく婦人科を受診してみましょう。婦人科ではピルを処方されることがあります。ピルには、女性ホルモンのバランスを整える働きがあるので、ニキビの改善に効果的です。

2.バランスよく栄養を摂る

サラダを食べる女性

ニキビ発生の多くは、皮脂の分泌と関係があります。これは大人ニキビに関わらず、思春期ニキビの場合も同様です。また、皮脂が多く発生してしまう原因は、ホルモンバランス以外に食生活の影響があります。

脂質や糖質などを、たくさん含んでいるジャンクフードや、コンビニ弁当などを食べる機会が多いという人は注意が必要です。これらの栄養素は摂りすぎることで、皮脂の分泌が増えて、顎ニキビの原因になります。

この場合、皮脂や糖質を極力抑えて、食物繊維が豊富な野菜をたくさん食べることで、顎ニキビの改善につながります。

3.胃腸の調子を整える

お腹まわり

顎ニキビは胃腸とも関係しています。暴飲暴食を繰り返し行うことで胃が弱り、肌の代謝が低下。すると、肌のターンオーバーも乱れるので、顎ニキビができやすくなります。

そのため、顎ニキビができてしまったら、まずは腹八分目を守り、しばらく暴飲暴食を控えることが必要です。また、コーヒーや緑茶などには、胃腸荒れを引き起こす原因成分のカフェインが含まれているので極力控えましょう。

洗顔料で顎ニキビが増える!?

顎ニキビが発生したとき、NGな洗顔料

ちょっと前までほとんどニキビはなかったのに、いきなりニキビが酷くなったという人。それは、洗顔料に問題があるのかもしれません。

洗顔する女性

実は顎ニキビの洗顔では、殺菌力が高めの洗顔料は使用しないほうが無難。顎ニキビの原因はカラダの中にあるため、殺菌力の高い洗顔料を使っても実はそれほど意味がないのです。それどころか、強い殺菌効果でニキビが悪化してしまう可能性もあります。

逆に、顎ニキビのケアに欠かせないのは、“グリチルリンチン酸ジカリウム”や“グリチルリンチン酸ステアリル”などの抗炎症成分です。顎ニキビは皮脂が原因で、毛穴が詰まり炎症が起きている状態です。まずは、その炎症を止める必要があります。そのため、殺菌力弱めで抗炎症成分が配合されている洗顔料が顎ニキビの改善に効果的なのです。

大人ニキビの改善は思春期ニキビよりも難しい

顔を確認する女性

今回は顎ニキビ(大人ニキビ)のお手入れ方法や選んではいけない洗顔料について解説しました。思春期ニキビならば、原因はアクネ菌のことが多く、殺菌することで治ることが大半です。しかし、大人ニキビの場合は、基本的にはホルモンバランスの乱れが原因で、その他にも、さまざまな原因が重なり合い引き起こされるので、思春期ニキビよりも改善が困難です。ニキビで悩むみなさんは、一度自分の生活を見返して、ニキビの原因になることをしていないか確認してみるとよいでしょう。

レコメンド

関連記事